ひとりぼっちでマッチを売り歩く少女はある日、腹を空かせた狼と出会いました。生きる意味を持たない少女は狼に言います。私を食べて、と。狼は、少女に自分が生きる意味を重ね、やがて少女を救うことを決めるのでした。
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私はいつ死ぬのかな?
娘よ、そういうのはな
自分で決めるもんなんだよ。
じゃあ今がいいな
狼さんやっぱり私を食べて。
少年の本当の名は劉協。陰謀に陥れられた皇帝の子である彼は、何もかもを失い、従者である趙雲と逃避行を続けます。幾度とない戦いの道の途中、劉備を救うために自身の命を捨てる道を選ぶ趙雲は、ある女性にその運命を託しました。その人の名は孔明。
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あなたは僕に
助けてと言いました。
だから僕は
あなたを助けに来た。
天下の夢を追い、そして散っていった父、兄の想いを継ぎ、ただ一本の道を突き進む孫権。彼の右腕は、先二代の王に付き添った天才軍師、周瑜。彼は犬として生れながら、この世の愛憎と、戦いのすべて知った男。病に侵された彼は、最期に主君に何が残せるのかを考え続けます。間近に迫った、その日が来るまで。
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雪が・・・
降り出しましたな・・・
これから・・・
寒くなる・・・。