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仏漫画祭、韓国「慰安婦」テーマに展示60点

 【アングレーム(仏西部)=三井美奈】フランスで毎年恒例の「アングレーム国際漫画祭」が30日、開幕し、韓国政府や作家団体が、いわゆる従軍慰安婦をテーマにした展示を行った。

 韓国の展示開幕式には趙允旋(チョユンソン)女性家族相が出席し、「この問題は(日本との)2国間の問題にとどまらない。ユニバーサルな問題だ」と訴えた。会場には少女が拉致され、慰安所に連行される様子などを描いた約60点が展示された。

 一方、鈴木庸一駐仏大使は29日、パリで記者会見し、「漫画を通じて相互理解を深める場。一国の政治的主張をそのまま伝えることは、趣旨に沿わない」との見解を主催者とアングレーム市に伝えたと発表した。また、会場で日本の立場を説明するちらしを配布する方針だと述べた。

2014年1月31日07時49分  読売新聞)
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