原題/Bewitching Season
●著/Marissa Doyle ●訳/笠井道子
舞台は1837年ロンドン、ヴィクトリア女王の戴冠前。
17歳の貴族の娘パーシィとその双子の姉妹ペンは社交界にデビューするために
ロンドンにやってくる。魔法の才に恵まれた二人は、
家庭教師のアリィから手ほどきを受け、まもなく王位を継ぐ同い年の
ヴィクトリア王女を陰ひなたに支えようと密かに決めていた。
だが、ロンドンに到着した直後、アリィが何者かに誘拐される。
アリィの行方を探るうちに、パーシィたちは事件の背後に、
ヴィクトリア王女を意のままに操ろうとする陰謀があることに気づく。
華やかな宮廷とその背後にうごめく陰謀──内気な主人公パーシィの
せつない恋と成長がさまざまな側面から描かれます。
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