ぴいぷる

【林家ペー・パー子】2つの“台風”襲来 編集局に走った笑撃

2011.07.06


林家ペー・パー子【拡大】

 のほほんとした昼下がりの夕刊フジ編集局に、カメラを手にした2つの“台風”が襲来した。甲高い笑い声を発する妻、しゃべりの途中で「これは余談ですけど−」と脱線し続ける夫。あぜんとする記者たちを、恐るべきパワーで爆笑の渦へと巻き込んでいったのであった。

 ペー(以下ペ)「どうもどうも(カメラでカシャッ)。こうして夕刊フジにくるのは久しぶりですね。以前、連載をしていたんです。当時はまだ古いビルでしたけれど」

 パー子(以下パ)「ハッハー!」

 ペ「みなさんお仕事中ですね(再びカシャッ。以後、撮影はせわしなく続く…)。こうして撮るようになったのは郷ひろみさんにツーショット写真をお願いしてからなんです」

 パ「そう。2人ともファンで。好きなものはいつも(夫婦で)一緒なの」

 ペ「まぁ、『千人斬り』なんていうと男のロマンですけれど、僕の場合はパー子と『千人撮り』」

 パ「ヤーダ!」

 ペ「心残りはマイケル・ジャクソンを撮れなかったこと。2006年に僕らが住んでいる東京・赤羽の学校に来たんですよ。知っていたら撮りにいったのに」

 パ「あれは残念でしたねー」

 ペ「これは余談ですけど、今はAKB48がはやっているでしょ。われわれもAKBなんですよ。ええ、赤羽でAKB」

 パ「ハッハー!」

 ペ「余談ですけど、ずっと漫談家できましたが、最近、落語をやるようになりました。林家たい平さんに教わって。普段は黒門町(八代目桂文楽)とかのCDを聞いて稽古しています」

 パ「ハッハー!」

 ペ「そこは笑うところじゃないでしょ」

 パ「ヤーダ!」

 ペ「落語のきっかけですか? テリー伊藤さんが落語に挑戦したことですね。いくら天才ディレクターでも落語は門外漢じゃないですか。『じゃあオレもやろうか』って」

 パ「テリーさんには本当にお世話になって。ピンクの服をほめてもらったり…」

 ペ「そんなこと聞かれてないの! 落語を始めたきっかけを話しているの! すぐ話が脱線するんだから」

 パ「ハッハー!」

 ペ「これは余談ですけど、どうでもいい話が好きです。林家三平の弟子だから、くだらなさというか、『そんなの覚えて何になる』というね。特技の誕生日覚えもそのひとつです」

 パ「すごくよく覚えているんですよ」

 ペ「これは余談ですけど、僕の誕生日は11月29日で寅さんと一緒です。渥美清さんじゃなくて寅さん。第26作『寅次郎かもめ歌』に出てきます」

 パ「私は8月13日生まれ」

 ペ「古川ロッパ、元議員の杉村太蔵クンと一緒ね。余談ですけど、うちの師匠がフジテレビの株主だったって、知ってます? 知らない? フジサンペイグループっていうんですけどね。そんなわけで、静かな昼下がりに失礼しました」

 パ「ハッハー!」

 (ペン・久保木善浩 カメラ・高橋朋彦)

 ■はやしや・ぺー 大阪市出身。漫談家。江戸っ子に憧れて上京、初代林家三平に入門した。当初の芸名は「ぺー平」。郷ひろみと妻・パー子のツーショット写真を撮影したのをきっかけに、時と場所を選ばずに有名人をひたすら撮影しまくってきた。驚異的な記憶力で、あらゆる人物の誕生日を覚えている。

 ■はやしや・ぱーこ 東京都出身。1968年、初代林家三平に入門、美人落語家として人気を集めた。72年、同門のぺーと結婚。甲高い笑い声と「ヤーダ!」の口癖が特徴。

 ■有名人秘蔵ショット満載の写真集出版「林家ペー、パー子の爆笑芸能写真館」

 先月、有名人の秘蔵ショットを被写体の誕生日順に収録した写真集「林家ぺー、パー子の爆笑芸能写真館」(シンコーミュージック・エンタテインメント)を出版した。

 

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