コンゴ民主共和国で洪水、120人死亡 地滑りで被害拡大か
ヨハネスブルク=遠藤雄司
アフリカ中部コンゴ民主共和国の首都キンシャサで13日、大雨による洪水や地滑りが発生し、120人以上が死亡したと当局が発表した。AFP通信が報じた。近年では最悪の洪水被害だという。生存者の捜索活動が続いている。
同通信によると、遺体の多くは地滑りが起きた丘の斜面で見つかったと地元警察幹部が説明している。多くの住宅が浸水し、幹線道路も寸断された。同国首相府は声明で、14日から3日間、全国的に喪に服すことを表明した。
キンシャサには洪水が起きやすい斜面に多くの小さな住宅が建てられているほか、排水路や下水設備の脆弱(ぜいじゃく)さも課題で、地滑りがたびたび発生。2019年11月にも洪水と地滑りで40人が犠牲になったという。(ヨハネスブルク=遠藤雄司)