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十六銀、バンコクに駐在所開設

駐在員事務所の開所式でテープカットする池田直樹副頭取(左端)ら=バンコクで(大橋洋一郎撮影)

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 【バンコク=大橋洋一郎】十六銀行(岐阜市)は二十日、タイの首都バンコクに駐在員事務所を開設した。自動車産業をはじめ日系企業の工場や店舗が集積するタイに拠点を設けることで、取引先のビジネス拡大や新規進出の支援を充実させる。

 東南アジアの拠点は四日に開設されたシンガポール事務所に続き二カ所目。タイを中心にミャンマー、ラオス、カンボジアの四カ国を担当する。バンコク中心部のオフィスビルに入居し、二人態勢で業務を始める。

 開所式ではタイの慣習により、僧侶を招いた仏教式典で事務所の発展を祈願した。テープカットの後、池田直樹副頭取は来賓の現地金融関係者らに「事務所の開設によって一層、お客さまの役に立てるよう努めたい」とあいさつした。

 タイに進出している十六銀行の取引先は二百二十社に上り、東南アジアで最も多い。岐阜、愛知両県の自動車部品メーカーのほか、最近は工場のメンテナンスや飲食関連といったサービス業も増えている。

 駐在員事務所はこうした取引先にタイの企業を紹介し、新たに進出する場合は工業団地や税制の情報などを提供する。西川貴之所長は「地元で海外進出を検討している取引先はまだまだ多く、しっかりサポートしたい」と意欲を語った。

 

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