NHK「はね駒」再放送へ 主人公出身校の宮城学院女子大が働き掛け

再放送される「はね駒」の一場面

 福島県相馬市や仙台市などが舞台となったNHK連続テレビ小説「はね駒(こんま)」(1986年)が23日朝からNHK・BSプレミアムで再放送される。作中で、主人公りんが学んだ学校のモデルは、宮城学院女子大の前身の宮城女学校とされ、同大が再放送を働き掛けた。同大は「東日本大震災で被災した東北の元気につながればうれしい」と期待する。
 「はね駒」は相馬で生まれ、宮城女学校で英語を学んだ後、上京して女性新聞記者の草分けとして活躍した磯村春子(1877〜1918年)をモデルとしたストーリー。女優斉藤由貴さんが主役を演じた。14年に学長に就任した同大の平川新さんが、主人公の生き方が東北の人々の希望になればと、2016年にNHK(東京)を訪問し、再放送を働き掛けた。
 同大は、再放送の決定についてホームページ(HP)に掲載。平川学長は「東北が輩出した先駆的な人物。積極的な生き方と学びの姿が、多くの世代の励みになればうれしい」と話す。
 再放送は毎週月−土曜の午前7時15分〜午前7時半。毎週日曜正午から1週間分を放送する。


2020年03月20日金曜日


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