富山のニュース 【2月10日03時52分更新】

富山で下車してね 新幹線開業へ応援歌 ご当地アイドルのビエノロッシがレッスン

塩塚さん(右)と北村さん(右から2人目)からレッスンを受けるビエノロッシメンバー=高岡市内
 北陸新幹線開業を控えた富山の応援ソングをCD発表するご当地アイドルグループ「ビ エノロッシ」の7人が9日、高岡市内のスタジオでレッスンに臨んだ。新幹線を片思いの 「君」に見立て、富山の魅力とともに恋心をつづる恋愛ソングで、明るく親しみやすい曲 調に仕上がっている。3月29日にJR高岡駅地下のイベントスペースで一般公開する。

 富山市出身の商品ジャーナリスト、北村森さんが作詞、JR山手線や長野新幹線軽井沢 駅などの発着音を数多く手掛ける塩塚博さんが作曲を担当。10代の女の子が等身大で歌 える応援ソングを目指し、相本芳彦総合プロデューサーらと共に、昨年9月から計画を進 めてきた。

 曲調は70年代のアイドルソングをイメージした「王道ポップス」で、クラスで目立た ない女の子を富山県、片思いの君を新幹線になぞらえ、サビでは「to―chu! 下車 (途中下車)してね」と呼び掛ける。

 歌詞には15市町村の名所や特産品、祭りなど25アイテムを織り込んだ。「くすりと 笑う目元」は富山の薬、「ケーキみたいなごはん」はますの寿司、高岡鋳物発祥の地・金 屋町は「石畳のまち」など、直接的な表現を避け、富山の魅力をちりばめた。

 塩塚さんは「老若男女問わずに親しんでもらえる曲にした。富山のいいところを県内外 の人に知ってもらいたい」と話し、北村さんは「新曲が、富山の皆さんを一つにする旗と なればうれしい」と期待を込めた。

 16日に富山市内でレコーディングし、3月末をめどにCD発売する。歌詞に隠された 名所の解説も付く。曲名は未定で、3月29日の発表会の際にお披露目する。リーダーの 島田理奈さんは「サビは一番気持ちがこもっている。富山が詰まった曲を聴いてぜひ訪れ てほしい」と話した。


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