記事詳細
パルミラの凱旋門爆破 「イスラム国」また破壊
シリア文化財博物館総局のマムーン・アブドルカリム総裁は4日、世界遺産の中部パルミラ遺跡内で、過激派組織「イスラム国」が「凱旋門」を新たに爆破したと明らかにした。ロイター通信が伝えた。
凱旋門は遺跡の柱廊の入り口に位置し、東西文明の結節点として栄えた隊商都市を象徴する建造物の一つだった。
イスラム国は5月、パルミラに侵攻し制圧。これまでにバール・シャミン神殿やベル神殿などを次々に破壊してきた。中東を代表する重要遺跡に対する蛮行に対し、アブドルカリム氏は「このままでは遺跡は消滅する」と懸念を表明した。(共同)