不朽の名作「ベティ・ブルー」で一世を風靡したジャン=ユーグ・アングラード &アカデミー賞外国語映画賞受賞「みなさん、さようなら」のIsabelle Blais フランス映画界が誇る二人が快楽に溺れていく男女を熱演! !
うつ病の母親に振り回され家庭の温もりを知らずに育ったキキは、やがて心の隙間を埋めるためセックスとアルコールに溺れるようになる。
30歳を目前に控えたキキは自身と向き合うため自伝的小説を書き始めるが、筆は思うように進まない。 原稿のアドバイスをもらう内に肉体関係を持つようになった大学教授のチェッキーは、20歳も年上の既婚者。決して、自分のものにならないのにどうしても諦められない―。 報われない恋への執着から、 感情を抑えられなくなったキキはチェッキーの自宅を訪れ、大胆にも彼を誘惑する。 しかし、肉欲のまま自分を突き上げている彼に離婚を迫った途端、チェッキーはキキを部屋から追い出すのだった。
そんな時彼女の目の前に、パティシエのミカエルが現れる。 ミカエルは、安定した信頼関係を求めながら他人と繋がりを持つことを怖れるキキの複雑な心を理解し、彼女を深い愛情で包み込んだ。チェッキーへの腹いせでミカエルを唆したキキは、今まで味わったことのない絶頂感に戸惑ってしまう。本当の愛に気付きはじめたキキ。
キキは、家に来て原稿を出版社に取り付けたと言うチェッキーとの別れを感じていた。
原題:BORDERLINE