2018.8.20 22:52

レスリング入江、決勝で敗れ銀メダル 川井と奥野は銅/アジア大会

レスリング入江、決勝で敗れ銀メダル 川井と奥野は銅/アジア大会

特集:
アジア大会
女子50キロ級で銀メダルの入江ゆき=ジャカルタ(共同)

女子50キロ級で銀メダルの入江ゆき=ジャカルタ(共同)【拡大】

 ジャカルタ・アジア大会第3日(20日、インドネシア・ジャカルタ)レスリングの女子4階級と男子フリースタイル1階級が行われ、女子50キロ級の入江ゆき(自衛隊)は決勝でインド選手に負けて銀メダルだった。2016年リオデジャネイロ五輪63キロ級金メダリストで同62キロ級の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)は準決勝でモンゴル選手にフォール負け。3位決定戦に回り、ベトナム選手に完勝して銅メダルを得た。

 女子53キロ級の奥野春菜(至学館大)は準決勝で北朝鮮選手に敗れ、3位決定戦で台湾選手にフォール勝ちして銅メダルを獲得。同57キロ級の坂上嘉津季(ALSOK)は1回戦で北朝鮮選手に負けたが、この選手が決勝に進んだことで回った敗者復活戦と3位決定戦を勝ち抜き、銅メダルをつかんだ。男子125キロ級の荒木田進謙(レッスル・アカデミー)は1回戦で敗退した。(共同)

入江ゆきの話「一番練習して、日本で1番になって、世界で1番になれるように頑張る。(決勝は)相手を崩し続けたりとか、動かすところができていなかった。相手も研究してくる。自分のスタイルを貫けるように練習を頑張る」

川井梨紗子の話「いい結果を残せなくて申し訳ない。まだまだ自分はそのような器じゃなかったと、あらためて分かった。これが今後につながる試合になったと言えるように、またしっかり頑張りたい」

奥野春菜の話「欲しかったのは金メダルだが、意味のあるメダル。自分はまだ力が足りない。勝ち続ける難しさを知った」

坂上嘉津季の話「(敗れた1回戦は)後半に攻めようとか考えすぎた。悔やまれる。3位決定戦は前に前に出る気持ちを忘れずにできた。もっと練習して自信をつけたい」

荒木田進謙の話「自分から仕掛けるレスリングを心掛けたが、うまくいかなかった。なかなか攻め込めない試合になった」

西口茂樹・日本レスリング協会強化本部長の話「(女子初日は金メダルが取れず)栄さん(前強化本部長)は最後まで攻め切らせるくらいの練習をさせてきたんだと思う。そんなことを言っても仕方ない。前向きにいきたい」

  • 女子50キロ級決勝でインド選手に敗れ、引き揚げる入江ゆき=ジャカルタ(共同)
  • 女子62キロ級3位決定戦でベトナム選手を下し、引き揚げる川井梨紗子=ジャカルタ(共同)
  • 女子50キロ級2回戦インドネシア選手(下)を攻める入江ゆき=ジャカルタ(共同)
  • 女子62キロ級3位決定戦ベトナム選手(左)を攻める川井梨紗子=ジャカルタ(共同)
  • 女子62キロ級準決勝モンゴル選手に敗れた川井梨紗子=ジャカルタ(共同)
  • 女子62キロ級2回戦韓国選手(上)を攻める川井梨紗子=ジャカルタ(共同)
  • 女子53キロ級3位決定戦台湾選手(下)を攻める奥野春菜=ジャカルタ(共同)
  • 女子53キロ級3位決定戦台湾選手(左)と対戦する奥野春菜=ジャカルタ(共同)
  • 女子53キロ級準決勝、北朝鮮選手(下)に敗れた奥野春菜=ジャカルタ(共同)
  • 女子53キロ級1回戦ウズベキスタン選手(下)を攻める奥野春菜=ジャカルタ(共同)
  • 男子フリー125キロ級1回戦カザフスタン選手(左)と対戦する荒木田進謙=ジャカルタ(共同)
  • 女子57キロ級1回戦北朝鮮選手(左)に攻められる坂上嘉津季=ジャカルタ(共同)