2002年4月15日
各 位
アサヒビール株式会社
旭化成株式会社
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旭化成(株)の焼酎及び低アルコール飲料事業の
アサヒビール(株)、ニッカウヰスキー(株)への譲渡について
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アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 池田 弘一)、アサヒビール(株)子会社のニッカウヰスキー株式会社(本社 東京、社長
宇野 正紘)、旭化成株式会社(本社 東京、社長 山本 一元)は、旭化成の焼酎・低アルコール飲料事業をアサヒビール(株)、ニッカウヰスキー(株)へ譲渡および譲受することについて、本日の各社取締役会で決議し、合意に至りましたのでお知らせ致します。
記
1.合意内容
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■譲渡対象となる酒類カテゴリーについて |
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旭化成(株)の持つ酒類の内焼酎、低アルコール飲料が今回の譲渡対象となります。 |
■酒類販売部門について |
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旭化成(株)の譲渡対象カテゴリーの酒類販売部門は、平成14年中にもアサヒビール(株)に営業譲渡され、アサヒビール(株)が焼酎、低アルコール飲料などの販売にあたることになります。 |
■酒類製造・開発部門について |
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旭化成(株)の大仁工場(所在地 静岡県田方郡大仁町三福632-1)にて行ってきた譲渡対象カテゴリーの製造部門および関連する開発部門は、平成14年中にもニッカウヰスキー(株)に営業譲渡され、今後はニッカウヰスキー(株)柏工場に焼酎、低アルコール飲料の製造・開発機能を移管する予定です。なお、旭化成(株)の製造子会社である富久娘酒造(株)は本件の対象とはなっておりません。 |
■対象部門の従業員の取り扱いについて |
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旭化成(株)の譲渡対象カテゴリーの酒類販売部門に引き続き携わる従業員はアサヒビール(株)に移籍します。また、譲渡対象カテゴリーの酒類製造・開発部門に引き続き携わる従業員はニッカウヰスキー(株)に移籍します。 |
2.目的
アサヒビール(株)は、酒類において最大の市場規模を持つビール・発泡酒市場での競争力を中核に据えながら、各酒類カテゴリーで魅力的な商品提案を行っていく総合酒類事業を展開しています。これまで発泡酒・低アルコール飲料市場への本格参入やニッカウヰスキー株式会社との営業統合の実施など、総合酒類事業の基盤構築を強力に推進してきました。また、本年、協和発酵工業(株)酒類事業の営業譲受やマキシアム・ワールドワイドとの戦略的販売提携などを展開し、主要酒類カテゴリーを揃えた総合酒類事業の強化を図る予定です。
これに加え今回の合意により、「ハイリキ」など旭化成(株)の持つブランド力のある焼酎・低アルコール飲料商品を継承することで、焼酎・低アルコール飲料カテゴリーにおける競争力が盤石なものとなります。また、旭化成(株)で長年培われてきた同カテゴリーにおける商品開発のノウハウを継承し、特に低アルコール飲料カテゴリーにおいて強力な新商品開発体制を構築し、オリジナリティー溢れる新しいご提案を積極的に展開していきます。
旭化成(株)は、これまで酎ハイの先駆的ブランド「ハイリキ」、全国的な清酒ブランド「富久娘」、焼酎、合成清酒など、ビール以外のカテゴリーにおいて総合酒類事業の展開を図ってきました。これらの酒類事業については、今後更に競争優位事業への経営資源の集中化を図っていく中で、自社の経営資源にこだわることなく、これまで培ってきた事業基盤を活かせる独自のビジネスモデル展開を模索してきました。その結果、今回対象となる事業については、アサヒビールグループにおいて、その力を最大限発揮しうるものと確信し、今回の事業譲渡を決意しました。
3.譲渡の概要図
4.日程
平成14年中 |
旭化成(株)対象酒類販売部門をアサヒビール(株)に営業譲渡 |
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旭化成(株)対象酒類製造・開発部門をニッカウヰスキー(株)に営業譲渡 |
5.旭化成(株)の酒類事業部門の経営概要
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対象部門 |
酒類事業部門全体 |
売上高(平成14年3月期) |
約132億円 |
239億円 |
総資産(平成13年9月末) |
約60億円 |
116億円 |
従業員数(平成14年3月末) |
約150名 |
252名 |
6.直近事業年度における当事会社(単体)の概要
商号 |
アサヒビール株式会社 |
旭化成株式会社 |
ニッカウヰスキー株式会社 |
(1) 事業内容 |
ビールその他酒類の製造販売 |
化成品・樹脂、住宅、建材、繊維、医薬・医療、エレクトロニクス関連製品、高機能膜・システム、酒類等の製造・販売 |
ウイスキー、ブランデー、スピリッツ、リキュール類,焼酎,甘味果実酒、果実酒等の製造・販売 |
(2) 設立 |
昭和24年9月 |
昭和6年5月 |
昭和9年7月 |
(3) 本店所在地 |
東京都中央区京橋三丁目7番1号 |
大阪市北区堂島浜一丁目2番6号 |
東京都港区南青山五丁目4番31号 |
(4) 代表者 |
取締役社長
池田 弘一 |
取締役社長
山本 一元 |
取締役社長
宇野 正紘 |
(5) 資本金 |
182,530百万円 |
103,388百万円 |
14,989百万円 |
(6) 発行済株式総数 |
513,081,389株 |
1,442,616,332株 |
53,280,000株 |
(7) 株主資本 |
388,320百万円 |
450,816百万円 |
34,450百万円 |
(8) 総資産 |
1,148,219百万円 |
1,045,221百万円 |
59,729百万円 |
(9) 決算期 |
12月 |
3月 |
12月 |
(10) 従業員数 |
3,799名 |
12,218名 |
204名 |
7.業績への影響
アサヒビール株式会社: |
平成14年12月期の単体及び連結業績への影響は現時点では未定です。 |
旭化成株式会社: |
平成14年3月期の単体及び連結業績への影響はありません。
平成15年3月期の単体及び連結業績への影響は現時点では未定です。 |
以 上
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