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橋下氏の目には涙、辛坊さんは言葉詰まらす

やしきたかじんさんの訃報を受け、涙をこらえながら話す橋下市長

 人気司会者で歌手のやしきたかじん(本名・家鋪隆仁)さんの訃報から一夜明けた8日、関西の芸能界や政界などのゆかりの人たちが、64歳の早すぎる死を悼んだ。

 たかじんさんは、タレント活動の拠点を故郷の大阪に置き、地元への愛着が人一倍強かった。

 タレント時代から親交があった大阪市長の橋下徹氏(44)は同日午前、大阪市役所で記者団に対し、「非常に残念。すごく優しい人で、強かった」と振り返った。橋下氏はたかじんさんが司会を務める読売テレビ(大阪市)の「たかじんのそこまで言って委員会」に出演し、「タレント弁護士」として知名度を高めた。2008年1月の大阪府知事選に立候補するかどうかを悩んでいた時、「今しかない、行け」と後押しされ、出馬を決意したという。

 闘病中もメールでやりとりしており、橋下氏は「いろいろあり過ぎて……」と涙をこぼした。

 「――委員会」で03年の放送開始当初から共演したキャスターの辛坊治郎さん(57)は、早朝に出演した同局の情報番組で「いっぱい歌い、たばこを吸って、酒を飲んで、人を愛し、何よりも大阪を愛した人だった」と惜しんだ。番組終了後に取材に応じ「まだ信じていません」と声を詰まらせ、「すごく繊細な人。言葉は乱暴だけれど、その裏に優しさや配慮が込められた本音をしゃべっていた」と話した。

2014年1月8日12時38分  読売新聞)
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