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米中間選挙予備選 ティーパーティーの影響力は? (1/2ページ)
【ワシントン=佐々木類】「小さな政府」などを旗印に旋風を巻き起こした米保守系草の根運動「ティーパーティー」は、11月の米中間選挙に向けた予備選でどの程度の影響力を発揮したのか−。予備選が9月18日のハワイ州ですべて終了したのを受け、ティーパーティー系とされる候補者の本選挙での展望を探った。
明確な指導者と独自候補を持たないティーパーティーにとって、最大の広告塔ともいえる存在は、前回の大統領選で共和党の副大統領候補となったサラ・ペイリン前アラスカ州知事だ。
「米国を(建国以来の)米国らしい姿に戻したいと思う人が私を支持してくれるなら、挑戦してみるわ」
ペイリン氏は17日、アイオワ州の集会で2012年の大統領選への意欲を示し、出席者の歓声に応えた。
予備選では応援演説に引っ張りだこで、米紙ワシントン・ポストによると、14日に大逆転勝利を収めたデラウェア州の共和党上院予備選のオドネル氏など、ペイリン氏がテコ入れした候補は上院で7勝2敗、下院11勝6敗、州知事選6勝3敗と、大きく勝ち越した。