経済ドキュメンタリードラマ「ルビコンの決断」

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2010年6月10日放送
儲からない場所が利益を生んだ
~32歳で48億を稼ぐ 逆転のビジネス~
詳しい内容
創業からたったの3年半。ファミレス業界に新風を吹き込み、年間48億円を稼ぐ男がいる。
井戸実、32歳。その特異なビジネススタイルから井戸は「ロードサイドのハイエナ」と評される。
「ファミレス冬の時代」と言われるなか井戸はどんな方法で成功を収めたのか?
神奈川県の公務員の家庭に育った井戸は慎ましやかな生活を送り、高校まで外食の経験がなかった。それゆえに外で楽しく食事をしたいという憧れが強く、その憧れは「30歳までに自分の店を出したい」という強い思いに変わる。
高校卒業後、夢を実現するためにまず井戸が飛び込んだのが銀座の寿司屋。まずは料理の腕を磨こうと考えたのだ。ある日、井戸は先輩に聞く。「先輩の腕だったら、もうそろそろ独立とか考えないのですか?」と。先輩の答えは「今の給料では資金が貯まらない。無理だ」。
「このままの状態ではいつまでたっても自分の夢が叶えられない」井戸は今よりも給料がよく、店を出す際の鍵を握る〝立地〟について学ぶため、当時出店攻勢をかけていた焼肉チェーン店に転職する。
この後、井戸は自分のスキルと収入アップを目指して転職を繰り返すことになる。そんなとき井戸が出会った物件。そこは都心で駅からも近い優良物件。「ここで店を出したい!」いてもたってもいられない井戸は金策に走りまわり、なんとか開業資金の1200万円に目処をつける。なんと目標の30歳の目標よりも4年早い、26歳で店を出す夢が実現できたのだ。「店を持つなんて簡単じゃないか・・・」しかし井戸のこの甘い考えはすぐに打ち砕かれ、このあと地獄を見ることになる。
井戸はこの失敗からあるビジネスモデルにたどり着き、「ハイエナ」の異名を取る独自のスタイルを確立するのだが、そこにはどんな決断があったのか?
場面写真

キャスト紹介

<エムグラント
フードサービス
社長>
井戸 実 役
井戸の妻 役
金子 賢 矢沢 心