1. トップ >
  2. インタビュー >
  3. 八代六郎役 片岡鶴太郎 3

インタビュー 八代六郎役 片岡鶴太郎 いくつもの縁を感じながら演じています 3

小説ファンの期待を実感

ドラマの原作となった司馬遼太郎さんの小説「坂の上の雲」ファンの方は本当に多いですね。ほとんど日本人の姿を見かけることのなかったロシアの空港でお会いした年輩の日本人のご夫婦が、偶然四国の方だったこともあり「坂の上の雲」のことをよくご存知で驚きました。その後、ロシアから帰国する際、やはり空港で搭乗便の行列に並んでいるとき、今度は日本の大学生に声をかけられたんです。ドラマのことを話したところ、彼が興奮気味に「ホントですかっ!」って。なんとバッグの中から8冊の文庫本を取り出してみせたんですよ。「坂の上の雲」の大ファンだという彼は、八代六郎のことも「大尊敬している人物です」と言って、八代のことを詳しく話してくれました。ホントに、いろいろな方に愛され、読み込まれている小説なんだなということを実感させられました。

実は22歳のときに松山の道後温泉で半年間芸人修業をしていたことがあるんです。そのころから地元の方たちは、いつか映像化されたらと期待されていて「鶴太郎さんも何か役が来たらいいですね」とよく言われたんです。それがホントになったのですから驚きました。 そんなことも思い出して、この作品とは何かずっと縁があったのかなと思います。

  • 八代六郎役 片岡鶴太郎
  • 山本権兵衛役 石坂浩二
  • 秋山多美役 松たか子

ページの先頭へ