NEWS ROOM

2014.05.19

Sansan株式会社:
企業・個人向けにクラウド名刺管理サービスを提供するSansan株式会社への出資を決定

 株式会社産業革新機構(以下「INCJ」)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:能見公一)は、Sansan株式会社(以下「Sansan」)(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:寺田 親弘)の第三者割当増資を引受け、国内外への事業展開加速に必要な資金として7.5億円を上限とする投資を行うことを決定しました。なお、Sansanは、DCM、株式会社日本経済新聞デジタルメディア、株式会社環境エネルギー投資、GMO VenturePartners 株式会社に対しても第三者割当の実施を決定済みです。

 Sansanは、「営業を強くする名刺管理」をコンセプトに、2007年に創業された名刺管理クラウドサービスの企画・開発・販売を行うベンチャー企業です。Sansanでは、企業に眠る名刺を管理するだけではなく、名刺情報をマーケティングや営業、顧客管理のための営業資産として幅広く活用できるクラウド名刺管理サービス「Sansan」を開発しました。「Sansan」は、大手企業の導入を皮切りに、既に2000社以上(2014年5月現在)に導入されています。

 Sansanでは、企業向けサービスである「Sansan」に続き、2012年には、「名刺をビジネスのつながりに変える」をコンセプトに、個人向け名刺管理スマートフォンアプリ「Eight」も開発しました。「Eight」のユーザー数は、提供開始2年目で既に50万人を超えています。「Eight」は、スマートフォンアプリから名刺を撮影すると、オペレーターが名刺情報を正確にデータ化することで、PCやスマートフォンからもアクセス可能となります。また、「Eight」は、名刺だけでなくFacebook等と連携して新たなビジネスネットワークを構築することも可能であり、ビジネスSNSの機能を有しています。

 名刺は必携のビジネスツールとして、我が国だけではなくグローバルに普及しつつある一方、ビジネスパーソンにとってその管理は手間や検索性といった点において課題となっておりました。Sansanは新しい名刺管理サービスの国内外への展開により、業務の効率化とシステムの高度化に貢献し、企業活動の活性化と新規市場の創出を加速化させます。

 Sansanは今回の増資を機に海外ベンチャーキャピタルや国内の事業会社と提携し国内外の市場を拡大します。INCJは民間VCや事業会社と共同で、今後のシステム開発、マーケティング等に必要な成長資金を提供するとともに、社外取締役の派遣等を通じて経営サポートを行います。

 INCJは、名刺情報のデジタル化を飛躍的に進化させる日本発のITビジネスプラットフォームの海外展開を支援し、IT分野においてグローバルに展開し世界にインパクトを与える日本発ベンチャーの創出を目指します。

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