出雲空港と韓国の金浦空港(ソウル)を結ぶチャーター便が6日、運航を開始した。チャーター便は10月31日まで週3回1日1往復の計64往復するが、利用できるのは韓国からのツアー客のみ。丸山達也知事は「本県のインバウンド(訪日外国人客)観光の大きな一歩」と期待している。

 島根県交通対策課によると、チャーター便を運航するのはコリアエクスプレスエア社(KEA)で、ブラジルのエンブラエル社製の50人乗りの機体を使う。運航は火曜、木曜、土曜の各日1往復で、時間は午前8時40分ソウル発、同10時10分出雲着▽出雲同10時40分発、ソウル午後0時20分着。韓国の旅行会社エーエムツアーが企画したツアーに参加する人が利用する。

 6日午前10時過ぎ、金浦空港からの第1便が出雲空港に着陸した。乗客は41人で、うちKEAの役員ら3人を除く38人が、2泊3日のツアーで出雲大社や大山(鳥取県)など周辺の観光地を訪れるという。