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　ロッテの荻野貴司外野手（２６）が、右膝半月板の３回の手術からスロー調整で完全復活にかける。２０日、さいたま市のロッテ浦和室内で調整。「状態は去年の方が悪いけどホント、無理せずにやりたい」。開幕１軍を棒に振っても完治を優先させる決意を表明した。

　同じ手術明けで臨んだ昨季は、開幕１軍を果たしながら無理がたたって再発。５、８月に再手術、再々手術を強いられた。「去年は無理をしました。２月にランニングの量を増やせれば」。はやる気持ちを抑えて、患部に負担のかからない練習に終始している。

　昨季は遊撃にコンバートされたが、今季は激戦区の外野手に戻る。「外野一本でやりたい。レギュラー争いは気にせず、まずは自分でどれだけできるか」。５０メートル５秒６の快足で走りまくる日まで、地道に完治を目指す。