事件【NZ地震】CTVビルの安全管理、現地市長が説明を二転三転2011.2.28 22:34

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【NZ地震】
CTVビルの安全管理、現地市長が説明を二転三転

2011.2.28 22:34
CTVビル崩壊現場では、24時間体制が解除されたが、懸命の捜索は続いている=28日(現地時間)、ニュージーランドのクライストチャーチ(緑川真実撮影)

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CTVビル崩壊現場では、24時間体制が解除されたが、懸命の捜索は続いている=28日(現地時間)、ニュージーランドのクライストチャーチ(緑川真実撮影)

 【クライストチャーチ=杉村奈々子】富山市立富山外国語専門学校生らが巻き込まれたCTVビルについて、クライストチャーチ市のボブ・パーカー市長は、28日午前の会見でビル管理者の責任について言及したが、午後の会見になって発言内容を訂正するなど、対応が二転三転した。同ビルは周辺のビルと比べて被害が大きく、改修工事など安全管理が適切に行われていたかが焦点の一つとなっている。

 パーカー市長は午前の会見で、同ビルについて、同市付近で昨年9月に発生したマグニチュード(M)7・1の地震後、「管理者が必要な改修を行い、市に報告する義務があった」とした上で、「改修は行われていなかったと聞いている」と述べていた。

 ところが午後になり、市の担当者が会見に同席。内部の補強や改修については建物の管理者が責任を負うが、同ビルの場合は市への報告は「奨励」にとどまり、義務はないとの見解を示した。パーカー市長は倒壊原因についても「大きな縦揺れが2回続いた地震の特異性」と強調し、ビルの安全性を問うメディアに対しては「建物の構造よりも地震の特異性に注目すべきだ」と牽制した。

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CTVビル崩壊現場では、24時間体制が解除されたが、懸命の捜索は続いている=28日(現地時間)、ニュージーランドのクライストチャーチ(緑川真実撮影)

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