日経BPコンサルティングが2012年10月に実施した「企業メッセージ調査 2012」(※)によると、企業が発信するメッセージを提示して、発信元の企業名を答える正答率(企業名想起率)の平均は、わずか4.2%にとどまった。ランキングは以下の通り(表1)。
「伝えるための工夫」がない企業のキャッチフレーズは記憶に残りにくい。そんな中、「お口の恋人」(ロッテ)の企業名想起率は、73.9%と他を圧倒して高く、11年連続して1位となった。2位は「あなたと、コンビに、ファミリーマート」(ファミリーマート)で63.8%、3位は「ココロも満タンに」(コスモ石油)で61.2%。2位と3位のメッセージはともに、ジングル(音声)が付いており、記憶に残りやすかったと言える。