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韓国とベトナム、戦略的協力パートナー関係に格上げ

記事一覧 2009.10.21 17:05

韓国とベトナム、戦略的協力パートナー関係に格上げ

【ハノイ21日聯合ニュース】ベトナムを訪問中の李明博(イ・ミョンバク)大統領は21日、ハノイでチェット国家主席と首脳会談を行い、両国の関係を2001年に構築した「21世紀の包括的パートナー関係」から「戦略的協力パートナー関係」に格上げすることで合意した。また、戦略的協力パートナー関係の構築に向けた共同声明も採択した。

 ベトナムが戦略的協力パートナー関係を結んだ国は中国、ロシア、インド、日本に続き韓国が5カ国目となる。韓国がこの関係を結んでいる国・組織は、ベトナムのほか米国、中国、ロシア、欧州連合(EU)など11を数える。青瓦台(大統領府)の李東官(イ・ドングァン)弘報(広報)首席秘書官は会見で、戦略的協力パートナー関係は政治、経済、人的、文化交流に至るまで、全面的な協力パートナーになることを意味するものだと説明している。

 両首脳は関係格上げを受け、外交、安保、国防分野での協力と対話を増進させるべきと判断、関連官庁が出席する年次次官級戦略対話を新設することで合意し、軍事交流も活性化することにした。

 また、両国の貿易規模を昨年の100億ドル(約9069億円)水準から2015年までに200億ドルに拡大することで合意したほか、両国の自由貿易協定(FTA)交渉推進の可能性、実効性を検討する共同作業班の設置問題についても年内に意見交換を開始するとした。

 両首脳はあわせて、ベトナムが国家事業として進める紅河の開発事業、ホーチミン・ニャチャン高速鉄道の複線化、ホーチミン・カントー高速鉄道新設事業に韓国企業の参画を保障することを明文化した。

 青瓦台によると、70億ドル規模の紅河開発事業は、李大統領が2005年のソウル市長在任時に事業開発計画の樹立を支援し、昨年1月に韓国企業16社が事業開発推進団を発足させた。ホーチミン・ニャチャン高速鉄道の複線化事業は90億ドル規模だ。

 北朝鮮核問題と関連しては、両首脳は平和的解決による非核化実現、アジア・太平洋の平和と安定維持が緊要だとの点を強調し、6カ国協議の早期再開に対する全面的な支持を表明した。世界レベルの問題の解決に向けても、国連など国際舞台で緊密に協力することで合意した。

 李大統領は会談で、ベトナム側の友好的な歓待に感謝の意を示し、チェット国家主席の訪韓を求めた。チェット主席はこれを受諾した。

 一方、李大統領はこの日、ハノイ・ナショナルコンベンションセンターで開催された「韓国・ベトナムCEOフォーラム」に出席し、基調演説を通じ、両国のグリーンパートナーシップ構築を提案した。これに向け両国は、原子力エネルギーの利用、再生可能エネルギーの開発、エネルギー節約型産業構造への転換、紅河開発事業など、グリーン成長分野の協力を通じ、相互に経済的利益を共有することができると強調した。また、両国関係が戦略的協力パートナー関係に格上げされたのを機に、企業家間の協力も質的に高度化された実質的なビジネス共同体へと進むべきだと呼びかけた。

 李大統領は22日にはカンボジアのプノンペンに移動、フン・セン首相と首脳会談を行う。

japanese@yna.co.kr

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