産経ニュース

四日市市立博物館リニューアル 公害と環境考える「未来館」開設

地方 地方

記事詳細

更新


四日市市立博物館リニューアル 公害と環境考える「未来館」開設

 四日市市安島の市立博物館が21日午後1時、リニューアルする。常設展示は市の歴史光景を体感できる「時空街道」、館内2階には「四日市公害と環境未来館」を開設、新たな学習や情報発信の場として期待される。

 未来館には「商業の発展とくらしの変化」「公害の発生」「まちづくりの変遷」「環境改善の取り組み」「環境先進四日市」など6コーナーを設置。四日市公害についての資料や映像から、環境について考える場となっている。

 3階は、展示ケースに並んだ資料ではなく、古代、中世、近世を象徴する道具、建物を原寸大で再現。館内を巡りながら、市の歴史を振り返ることができるという。

 プラネタリウムも「GINGA PORT401」としてリニューアル。光学式投映機としては世界で最も多いという約1億4千万個の星を投映、約9500個の星の色も再現している。

 計60個のスピーカーは床下にも設置され、臨場感あふれる音響を実現。快適に観覧できるよう独自開発された専用座席も魅力だ。

 21日は午前中の開館式典などの後、午後1時から一般公開。

 開館時間は午前9時半から午後5時。月曜休館。常設展、四日市公害と環境未来館は入場無料。プラネタリウムは一般540円、高校・大学生380円、小・中学生210円。