ステルス

ステルス

史上最強の超音速戦闘機が繰り広げるノンストップ・スカイ・アクション

最新VFX技術できめ細やかに描かれるスペクタクルな飛行シーンは必見!

ステルス 人工頭脳を搭載した最強のステルス戦闘機が、自分の意志を持って暴走し始めたら…? 2005年に制作された「ステルス」は、最新のVFX技術を駆使して人間と人工頭脳のバトルを描いたSFスカイ・アドベンチャー大作だ。

タイトルの「ステルス」とは、レーダーに感知されることなく他国に侵入することができる兵器のこと。1980年代からアメリカでは本格的な開発が進められ、実戦にも投入されている。近未来のアメリカを舞台にした本作の“主役”は、優秀な3人のパイロットが操る最新鋭の超音速ステルス戦闘機「タロン」と、アメリカ海軍で極秘に開発された人工頭脳搭載のステルス戦闘機「エディ(E.D.I.)」。4機はテロリストの撲滅のために世界各地を飛び回ることになるのだが、ある時、自我が芽生えてしまった「エディ」が命令を無視して暴走し始めた!! 人間の限界を超えた飛行を可能にする「エディ」と、個性豊かな3人のパイロットによるスペクタクルな飛行シーンの連続に、血沸き肉躍り、胸も高まりまくること必至!

迫力の映像を作り出したのは、「トランスフォーマー」や「アベンジャーズ」を手掛けたデジタル・ドメイン社。本作では音速を超えた速さで飛ぶステルス機のバトルを完璧に描き出すために、背景をすべて3DCGで作成し、ステルス機やパイロットの映像を合成。ステルス機やパイロットのヘルメットに映りこむ空や雲の映像、風圧によるカメラの“手ぶれ”まで、リアルに再現している。また、実際に軍隊で使われている戦闘原則をもとに飛行編隊のパターンを構築するなど、軍事マニアも納得のバトルシーンを作り上げた。

ステルス 人工頭脳と人間の共存という現代の我々にとって決して人ごとではない問題を正面から描きながら、世界を核戦争の危機に直面させかねない最新技術を巡るサスペンスをMIXさせ、その上で友情の大切さを訴えかけるストーリー構成も本作の魅力。「タロン」を操るチームのリーダーであるベンと、利発な女性パイロット・カーラの恋模様も絡ませながら、物語も“超音速”でエンディングまで突っ走る!

映画ファンをうならせるキャスティングにも注目。主人公のベンを熱演しているのは、今年放送開始のテレビドラマ「ザ・ファーム 法律事務所」に主演し、名実ともに“ポスト・トム・クルーズ”となったジョシュ・ルーカス。彼の運命の女性・カーラ役でセクシーな水着姿を惜しげもなく披露しているのは、今夏公開の「トータル・リコール」の演技も記憶に新しいジェシカ・ビール。そして「Ray/レイ」でアカデミー賞主演男優賞に輝き、来年公開のクエンティン・タランティーノ監督作「ジャンゴ 繋がれざる者」にも出演決定のジェイミー・フォックスが、お茶目なパイロット・ヘンリー役を好演している。彼らの上官、カミングス大佐に扮する名優サム・シェパードの、物語の裏の裏で進行している巨大な陰謀の存在を巧みに匂わせる渋い演技にも注目だ。また、「エディ」の声は「プリズン・ブレイク」のウェントワース・ミラーが担当しているので、ファンの方は英語音声も要チェック!

監督は「ワイルド・スピード」や「トリプルX」など、アクションでは定評のあるロブ・コーエン。コーエン監督らしいスピード感満点の映像に身を任せてみて!

制御不能の人工頭脳を積んだ最強の戦闘機…愛と正義のために3人のパイロットが立ち向かう

ステルス ネバダ砂漠にあるアメリカ海軍の訓練場。そこでは最新ステルス戦闘機「タロン」を使ったテロ対策プロジェクトのための訓練が行われていた。「タロン」のパイロットとして選ばれたのは、非常に優秀でリーダーシップもあるが時々上官の命令に背くのが玉にキズのベン(ジョシュ・ルーカス)と、冷静でチャーミングな女性パイロットのカーラ(ジェシカ・ビール)、そして女好きでまじないマニアでもあるヘンリー(ジェイミー・フォックス)。3人はタフな訓練を経て友情を育み、最高のチームを作り上げていた。

ある日、訓練を終えた彼らに、上官のカミングス大佐(サム・シェパード)からフィリピン海上に停泊中の航空母艦・エイブラハム・リンカーンに移るよう命令が下された。いよいよ実戦と胸を躍らせる3人だったが、チームに新たな仲間が加わると聞かされ衝撃を受ける。自分たち以上に優秀なパイロットは海軍にはいないはず…戸惑う3人の前に現れたのは、人工頭脳を搭載した無人ステルス戦闘機「エディ(E.D.I.)」だった。

兵士を犠牲にすることなくミッションをこなせる無人ステルス機の登場に、驚きながらも歓迎ムードのカーラとヘンリー。しかしベンは、痛みを伴わない戦闘により戦争がゲーム感覚で繰り返されてしまうのではないかと、エディの存在に疑問を抱く。ベンの元上官で、カミングス大佐の作戦には否定的な空母の艦長マーシュフィールド大佐(ジョー・モートン)らが見守る中、初めての訓練飛行に飛び立つ4機。4機が互いの個性を探りながら順調に飛行を続ける中、突然総司令部から新たな指令がくだる。ミャンマーのラングーンにあるビルに集まったテロリスト集団への攻撃命令だ。非常に危険で実現不可能かに思えたミッションを、エディの補佐もありなんとかクリアする3人。しかし空母に帰艦する途中、雷に打たれたエディが故障し、人口頭脳の神経回路に異常をきたしてしまった!

ステルス エディの修理期間中、ベンたち3人はタイでバカンスを楽しむことに。久しぶりにリラックスした時間を過ごす中で、カーラへの抑えていた恋心に改めて気付くベン。一方エディの修理を担当したエンジニアのティムは、エディの頭脳構造が格段に進化していることに不安を抱いていた。そんなティムの不安をよそにカミングス大佐は、タジキスタンの武装グループが輸送中の核弾頭を爆破する任務を4機で行うことを決定。4機は再びミッションのために飛び立ち、核弾頭を発見するが…。ここで攻撃すれば近隣の農村で暮らす民間人が巻き込まれてしまうと、作戦の中止を主張するカーラ。ベンも爆撃中止命令を下すが、任務の遂行を主張するカミングス大佐の言葉に従ったエディが、ミサイルを投下してしまう…。

次なるターゲットを求めて暴走しはじめたエディ。ベンたち3人は追跡を開始する中、エディの挑発に乗ったヘンリーが操縦を誤り墜落。その破片を機体に受けたカーラの「タロン」も制御不能に。何とか空中脱出に成功するが、落下した先は韓国との軍事境界線近くの北朝鮮領内だった。一方、シベリアの核融合兵器実験場を新たな攻撃目標として飛行を続けロシアの領空を侵犯するエディ。なんとか止めようとするベンは、ロシアの戦闘機から追撃を受けるはめに。絶体絶命の状況を期せずしてエディから救われたベンは、カミングス大佐の指示でアラスカへと向かうが…。

そこで待ち受けていたのは、恐るべき罠。国家規模の陰謀を前に、今度はエディと力を合わせて立ち向かうことを決意するベン。彼は愛するカーラを救い出し、世界を滅ぼしかねない未曾有の危機の発生をくい止めることができるのか!?

ステルス

キャスト

<ベン・ギャノン大尉>
ジョシュ・ルーカス(小山力也)
<カーラ・ウェイド大尉>
ジェシカ・ビール(朴璐美)
<ヘンリー・パーセル大尉>
ジェイミー・フォックス(森川智之)
<ジョージ・カミングス大佐>
サム・シェパード(菅生隆之)
<ディック・マーシュフィールド大佐>
ジョー・モートン(土師孝也)
<キース・オービット博士>
リチャード・ロクスバーグ(原康義)

スタッフ

<監督>
ロブ・コーエン
<脚本>
W.D.リクター
<製作>
ローラ・ジスキン
マイク・メダヴォイ
ニール・H・モリッツ
<製作総指揮>
E・ベネット・ウォルシュ
アーノルド・W・メッサー
<撮影監督>
ディーン・セムラー ACS,ASC
<編集>
スティーヴン・リヴキン A.C.E.
<美術監督>
J・マイケル・リーヴァ
ジョナサン・リー
<視覚効果スーパーバイザー>
ジョエル・ハイネック
<衣装デザイナー>
リジー・ガーディナー
<音楽>
BT