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麻生首相:「第二次世界大戦は真珠湾攻撃が始まり」 「訂正しません」答弁書閣議決定

 政府は24日、麻生太郎首相=似顔絵=が「麻生内閣メールマガジン第9号」(08年12月4日)のインタビュー「第10回太郎ちゃんねる」で、「1941年12月に第二次世界大戦が真珠湾攻撃で始まる」と発言したことについて、訂正しない答弁書を閣議決定した。新党日本の田中康夫代表が質問主意書で訂正などを求めたことに対する回答。

 インタビューのテーマは10年後の日本。首相は「10年後のことは多分何人も予想し得ない」としたうえで、「1941年12月に第二次世界大戦が真珠湾攻撃で始まるんですけれども、10年後に日米安全保障条約なんて想像した人は多分あの時は一人もいない」と述べていた。

 答弁書は「10年後の日本の姿を想像し難いということを、先の大戦前後の日米関係を引き合いに出して述べたもの」と直接の回答を避けた。

 第二次世界大戦は1939年9月、ドイツのポーランド侵攻に対し、イギリス、フランスが宣戦布告して始まった。首相は第二次世界大戦と日米開戦を言い間違えたものとみられるが、田中氏は質問主意書で厳しく批判した。【西田進一郎】

毎日新聞 2009年2月25日 東京朝刊

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