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都政転換へ -東京都知事選6月18日告示-
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市民と野党が共闘
東京都民の暮らしを左右し、国政に大きな影響を与える都知事選挙が6月18日告示される(7月5日投票)。都政を自らの政治の道具としてきた小池百合子知事に、元日弁連会長の宇都宮けんじさんが挑戦する。
「市民と野党の共闘の実現で都政の転換をめざす
呼びかけ人会議」(浜矩子、五十嵐仁、永山利和、小林節の各代表呼びかけ人)が6月3日、都内で呼びかけ人集会を開いた。
集会には新社会党の岡﨑ひろみ委員長も駆けつけた。共同で候補者の擁立を図ってきた立憲民主党、国民民主党、日本共産党、社会民主党、緑の党グリーンズジャパンの各代表も参加した。生活者ネットは、都議会開催中で不参加となった。
集会に参加した立憲野党で国民民主党以外は、都政転換と宇都宮さん応援を明言した。国民民主党は賛意を示しながらも連合労組が現職推薦のため、全体として動きが取れない状態だ。
立憲民主党の長妻昭都連代表は、コロナ禍が新自由主義の脆弱性を明らかにしたとして格差と貧困と闘ってきた宇都宮さんを応援すると発言。共産党の小池晃書記局長は、小池都政は満員電車ゼロ、待機児童ゼロなど7つのゼロを公約したが実現ゼロだと批判した。
新社会党の岡﨑宏美委員長は、「生きることを支える行政が必要であり、宇都宮さんの立候補表明と野党の共闘を歓迎する」と表明。「コロナ感染がはっきり見せたのは、弱い立場にある者が、生きることさえ奪われ、さらに追い詰められていくこと。これを変えていく」と挨拶した。
特別報告者として登壇した宇都宮さんは、「リーマンショックの際に年越し派遣村の経験をしたが、今の政治はもっと悪い。人権よりも経済効率性を優先する政治を変えなくてはならない。都民一人ひとりの雇用、営業、住まいを守る都政に転換しよう」と力強く決意を表明した。
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