地方公立高75.7%につり天井 小中学校の耐震化率全国43位 茨城2013.8.17 02:08

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公立高75.7%につり天井 小中学校の耐震化率全国43位 茨城

2013.8.17 02:08

 県内公立高校の体育館に「つり天井」が設置されている割合が75・7%と全国平均を大きく超えていることが、文部科学省が実施した公立学校施設耐震改修状況調査で分かった。

 つり天井の設置状況は今年度の調査で初めて実施。県内のつり天井の設置割合は小中学校が27・9%(全国平均19%)、高校75・7%(同21%)、特別支援学校34・8%(同19・3)。いずれも全国平均を上回り、地震などが発生した場合、大きな被害が発生する可能性がある。

 東日本大震災ではつり天井が落下したケースが目立ち、文科省は「致命的な事故が起こりやすい」として、原則として撤去する方針を示している。

 県は平成27年度までの落下防止対策完了を目指し、市町村に対しても速やかな対策完了を呼び掛けている。

 また、耐震化率は小中学校が前年度比6・9ポイント増の77・4%と、都道府県別で43位。高校は同4・8ポイント増の82・3%(全国30位)。特別支援学校は同2・6ポイント増の89%(同39位)だった。

 市町村別では龍ケ崎市、五霞町、利根町、潮来市、守谷市、美浦村の6市町村が耐震化100%を達成している。

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