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イープラスが基幹システム刷新に着手、開発用データ基盤Delphixを採用しデータベース関連費を削減

2019年7月11日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

チケット販売サイト「イープラス」を運営するイープラスは、チケット販売を支える基幹システムの刷新プロジェクトを開始した。ITシステムの開発用基盤として、本番環境で使っているデータベースを開発環境のデータベースにコピーして運用できる仮想ストレージ製品「Delphix」(米Delphix製)を採用した。基幹システムは2020年後半に全面刷新を完了する見込み。Delphixを提供したアシストが2019年7月10日に発表した。

 イープラスのチケット販売を支える基幹システムは、2006年の稼働開始から13年が経過した。当初のシステム設計が限界に達しようとしていたことから、2018年1月にシステム全体の刷新を決断した。システム刷新プロジェクトにおいて、DBA(データベース管理者)やストレージのコストを削減するため、開発用のデータベース基盤としてDelphixを採用した。

 同社は最初、システム刷新プロジェクトにともなう開発環境の立ち上げにかかるコストを試算した。この結果、ストレージの追加購入に加えて、開発用のデータを管理するデータベース管理者を3~4人増員する必要があることが分かった。これらのコストが問題になった。

 データベースの移行にかかるコストを削減する手段として、Delphixに着目した。Delphixであれば、物理データベースの10分の1以下の容量で仮想データベースを作成できるため、ストレージを追加する必要がない。

 さらに、データベース管理者を増員する必要もなくなる。簡単な操作で複数のデータ断面を保持したり、数分でデータを巻き戻したりできるため、データベース管理者を増員することなく対応できる。

 開発工程も短縮できる。Delphix導入前は最短でも4時間かかっていたテスト用データベースの作成が、わずか数分になる。待ち時間が短くなるので、テスト工程を短縮できる。

 これらの仮説を検証するためにPoC(概念検証)を実施した結果、想定どおりの効果が得られることを確認した。これを受けて、2019年3月にDelphixの採用を正式に決定した。近く、基幹システムの刷新プロジェクトにおいてDelphixの利用を開始する。

 なお、Delphixは、RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)のデータを複製し、複数のRDBMS(フロントエンドとなるSQLエンジン)から多目的に利用できるようにする、仮想ストレージ製品である。外部にある本番系のデータベースと同期し、Delphix内に構築した複数の仮想ストレージにデータをコピーする。

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