ファンの皆様

いつも応援していただきありがとうございます。
本日は、皆様に発表があり筆を取らせていただきました。
私、藤沢文翁、そして近衛忠大は2016年2月をもちまして、SOUND THEATREにおける活動に一つの終止符を打つことになりました。
私が盟友の近衛忠大を迎えサウンドシアターを創業したのは2009年でした。
イギリスから帰国したばかりの僕は、シアターのスペルをイギリス英語の「THEATRE」としました。「音楽の劇場」と名付けた可愛い我が子です。
思えば、このプロジェクトを通しまして多くのアーティスト、キャスト、スタッフそしてファンの皆様と出会えたこと、多くの作品を生み出せたことにただ感謝しております。
 クリエイターとして、とても幸せな歳月でございましたし、正直こんな時間がいつまでも続けばいいなとも思います。
 しかし「ゼロから1を生み出す」「常にオリジナルを提供する」という自分でいるためには、現在の環境が創作空間としては不向きな場所となってきました。
「制作サイドと僕との方向性の違い」と言ってしまえばそれまでですが、別々の成長をしたのだと今は信じたいと思います。
 様々なご意見、ご助言はあるかと思います。しかし、最後の引き際はいつも一人で決めなくてはなりません。今、新しい一歩を踏み出しますが、この一歩の先には、まだまだ見たこともない新天地が待ち受けているでしょう。そんなことを想像すると胸のワクワクが止まりません。これからも私は呼吸をするように物語を作り続けるでしょう。
皆様のために・・・自分のために・・・。
 SOUND THEATREの商標登録は株式会社 アハバ クリエイティヴ パーティーが保有しているので、僕は今後、SOUND THEATREの名前を口にすることはなくなると思います。
また僕がいなくなっても、SOUND THEATRE製作委員会は新規体制を整え、土屋雄作氏を含め、新しいスタッフと、クリエイターによって存続してゆくとのことです。

僕はそれを心から応援しますし、いつまでもキラキラと輝くSOUND THEATREであってほしいなと心から思います。
 最後に、今日まで劇場という空間を一緒にしてきたキャスト、スタッフ、お客様。そしてSOUND THEATREに心から感謝を申し上げたいと思います。

素敵な時間をありがとう

2016年2月26日
SOUND THEATRE
原作・脚本・演出
藤沢文翁