第3ボスポラス橋が開通=「新しいトルコ」象徴

トルコ・イスタンブールのボスポラス海峡に架かる「ヤウズ・スルタン・セリム橋」=26日(EPA=時事)

 【エルサレム時事】トルコのメディアによると、同国の最大都市イスタンブールで26日、ボスポラス海峡に架かる3本目の橋の開通式が行われ、エルドアン大統領が出席した。同海峡はアジアと欧州を分けており、大統領は「私たちは大陸をつないでいる。(この橋を)とても誇りに思う」と強調した。
 この橋はイスタンブール市内の交通渋滞を緩和することが狙いだが、エルドアン大統領が目指す「新しいトルコ」を象徴する大規模事業の一つでもある。16世紀のスルタンだったセリム1世にちなんで、「ヤウズ・スルタン・セリム橋」と名付けられた。
 事業費は約30億ドル(約3050億円)。長さ約1400メートル、幅59メートルで、世界最大規模のつり橋となった。8車線の自動車道と鉄道2本が通っている。(2016/08/27-08:58)

【国際記事一覧へ】 【アクセスランキング】

特集

国際

編集部セレクション

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ