校舎もピカピカ 福井・敦賀市の角鹿小中学校で開校式

佐藤常敬
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 公立学校では福井県内初となる施設一体型の小中一貫校敦賀市立角鹿(つのが)小中学校」の開校式と入学式が8日あり、真新しい校舎に子どもたちの歓声が響いた。

 敦賀北、赤崎、咸新(かんしん)の3小学校、角鹿中学校が統合した。校舎は旧角鹿中の敷地に整備し、延べ床面積7720平方メートル。敦賀港から見える海をイメージして、外壁は水平のラインを強調したデザインに。内部は県産材をふんだんに使い、温かみを感じる造りにしたという。総合学習の場となる「天筒メディアセンター」には図書やパソコンを配備。音響設備がある「角鹿ホール」や、吹奏楽が盛んな角鹿中の特徴を踏まえ、大きな楽器を運べるエレベーターも設置した。

 この日、小学生265人、中学生150人の計415人が新校舎でスタートを切り、各教室で新しい教科書を受け取ったり、自己紹介したりした。

 開校式では渕上隆信市長が「皆さんの手で新しい歴史を作ってください」と激励。児童、生徒代表の中3の森野巧巳さん(14)が「新しい時代に合った、すばらしい学校になれるように学びに努めていきます」と決意を述べた。

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