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営団地下鉄の車両 > アニバーサリー > 丸ノ内線アニバーサリー | |||
■丸ノ内線アニバーサリー |
300形−1[30両](昭和28年〜平成8年) |
昭和29年1月20日の池袋〜御茶ノ水間開業のため、昭和28年10月から導入した車両です。欧米諸国の車両を参考に近代的でエレガントな車両をめざしました。
地下鉄初の両開扉を採用し、車体をスカーレットミディアム色(赤色)とし、ステンレス製のサインウエーブを組合せたホワイトラインを車体側面から全面に配したデザインでした。新技術も導入され、銀座線1400形で実施した性能試験データを参考に主要機器を選定搭載しました。 後期には、車体更新工事により運転台や方向幕も撤去され、中間車両へリニューアルされています。 |
400形[38両](昭和31年〜平成5年) |
昭和31年から300形のマイナーチェンジとして製作され、外観的には2段屋根から1段屋根に変更されました。(昭和31年7月に東京駅まで延伸されました。) |
500形−1[76両] -2[158両](昭和34年〜平成8年) |
昭和43年3月池袋〜新宿間開業の輸送力増強のため製作されました。
400形をベースに片運転台とし、奇数番号が新宿向き、偶数番号は池袋向きに製作され、昭和43年から6両固定編成の先頭車として丸ノ内線のイメージ的車両となりました。 初期形までは、側面に方向(行先)板が中間ドア上付近に設置されていましたが昭和36年ごろより路線延伸が続いたため、廃止されました。 301号車からスタートした丸ノ内線の車号は、下二桁を通し番号としたため400形は431号車から500形は569号車からスタートしたので同形式の500形であっても車号だけが600・700・800番台と繰上げられ、最終番号は802号車まで製作されました。 |
900形−1[6両] -2[12両](昭和40年〜平成7年) |
丸ノ内線初の中間電動車として、昭和40年10月の朝ラッシュ時、6両編成2分間隔運転のため製作されました。
後期形車両から連結面通路に全周幌化され車両間の通行ができるようになりました。 車号については中間車として単独の901〜918号車とされました。 丸ノ内線は、池袋〜新宿間を丸ノ内線、新宿〜荻窪間(分岐線、中野坂上〜方南町間)を荻窪線と呼称していましたが、昭和47年4月に全線の呼称が「丸ノ内線」に統一されました。 |
分岐線100形[10両](昭和37年〜昭和43年) |
銀座線より10両を移籍して分岐線用に改造、2両編成5本で運転を開始しました。銀座線と丸ノ内線では車幅と車長が異なるので2編成が並ぶと同じ路線の車両に見えません。(右側が分岐線用車両) |
分岐線2000形[18両](昭和43年〜平成5年) |
100形の廃車置換えとして銀座線より10両を移籍改造して2両編成5本で運転、昭和56年に分岐線輸送力増強のため、さらに8両を転入し3両編成6本となりました。本線車両と車幅が異なるためドア下部外側にステップが取付けられているのが特徴でした。 |
分岐線500+300形[18両](平成5年〜平成8年) |
本線の02系車両導入が進み、銀座線から移籍した2000形車両を廃車し、500・300形を編成替えし、3両編成6本に置換えを実施した結果、2000形より車幅・車長とも広いため実質的に輸送力の増強が行われました。
以後、全線車両冷房化のため平成8年の分岐線用02系車両の導入まで活躍しました。 |
新たな旅立ち丸ノ内線 |
ブエノスアイレス [113両] |
平成7年に南米アルゼンチンのブエノスアイレス地下鉄に丸ノ内線車両113両を売却、航路にて輸送され日本からの技術協力のもと改造された車両が活躍しています。(写真は搬入された状態で試運転中のものです。) |
営団地下鉄保存車両 |
丸ノ内線の記念すべき1号車である301号車は、中野工場(東京都中野区弥生町)に隣接して展示保存されています。
現在、多くのみなさんにご覧いただけるように地下鉄博物館に移設展示の準備中ですので一般公開までしばらくお待ちください。 |
「地下鉄走って60年」車両売却 |
昭和62年12月に「地下鉄走って60年」イベントとして丸ノ内線400形車両を一般の方へ売却するイベントが行われ、多数のご応募をいただき10両の車両が新たな旅立ちをしました。 |
「営団地下鉄50周年」記念車両譲渡 |
イベント車両 |
中野工場に集結した銀座線・丸ノ内線車両 |
平成3年9月には「営団地下鉄50周年」イベントで公的施設へ500形2両がプレゼントされ、住宅都市整備公団・多摩ニュータウン内「ライブ長池 街づくり館」(現在は、八王子市こども科学館に移設展示)と豊昭学園・東京交通短期大学にそれぞれ展示されています。 |
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