(パリ 20日 中央社)モロッコで開かれていた国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)第22回締約国会議(COP22)が18日、全ての日程を終えた。国連加盟国ではない中華民国(台湾)の代表団は正式な出席が認められなかったものの、関連の会議に参加。環境保護署の簡慧貞参事は、「他国と実質的な内容の会談ができた」と一定の成果があったと語った。
簡参事は、マラケシュで複数回の2カ国間または多国間会議に参加したと強調。いずれも中国大陸からの妨害はなく、12カ国が台湾を支持する立場を示したという。
また、台湾は少なくとも35カ国と接触し、具体的な協力内容についても話し合ったという。今後は他国と協力メカニズムを構築し、問題解決につなげたいとしている。
(曾依セン/編集:齊藤啓介)