発行日 : 2009年07月31日

日本初!竜巻の発生をお知らせする「竜巻アラーム」本日開始

~ 全国6万人の“目”による感測情報をもとにした新しい気象サービス ~

株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、竜巻による被害を軽減するため、その発生をいち早く携帯メールにお知らせする「竜巻アラーム」を携帯サイト「ウェザーニュース」にて本日スタートしました。「竜巻アラーム」は、全国4万人が登録している“ウェザーリポーター(*1)”と全国2万人が登録している“ゲリラ雷雨防衛隊(*2)”が協力し、空を共に監視することで、その発生をいち早く捉え、その情報を速報的に登録者にお知らせする新しいサービスです。

携帯サイト「ウェザーニュース」 http://wni.jp

これから夏本番をむかえるあたり、竜巻の発生回数も増加する傾向です。竜巻は積乱雲がその発生原因と言われ、時に甚大な被害をもたらすことがあります。しかし、竜巻の発生予測は現在の気象観測技術では困難で、事前に人々へ周知することは難しいのが現状です。また、竜巻発生直後も、それを速報的に伝達するシステムは不十分で、被害のあった後に報道などで周知されるケースがほとんどです。竜巻の発生をいち早く捉え、周知する為には、人間の目による感測情報、及びその情報のネットワーク化が重要になります。当社では、日々“ウェザーリポーター”や“ゲリラ雷雨防衛隊”から送られてくる数千もの空の写真や映像を24時間態勢で解析しており、先日発生した群馬県館林市での竜巻では、竜巻発生前の積乱雲や漏斗雲を“ウェザーリポーター”や“ゲリラ雷雨防衛隊”の方が発見し、その危険性をいち早く周知することができました。また一昨日発生した北海道旭川市での漏斗雲(竜巻になる前の渦を巻いている雲)も捉えることができました。今回開始する「竜巻アラーム」は、観測機が計測した“観測値”をベースとしたメールサービスとは違い、人間の目による感測情報を閾値とした“みんなで作る”新しいカタチのメールサービスです。

竜巻の発生を一早く伝える「竜巻アラーム」

竜巻アラーム

「竜巻アラーム」は、市町村単位における任意の場所を登録するだけで、その都道府県において竜巻が発生した際、またはその危険性が高い場合、登録者に携帯電話メールにお知らせするサービスで、携帯サイト「ウェザーニュース」の月額315円会員の方ならば誰でも登録できます。メールは竜巻の発生や竜巻になる前の漏斗雲をお知らせするもので、竜巻に関するリポートが“ウェザーリポーター”や“ゲリラ雷雨防衛隊”の方からあった際、その情報を予報センターにて瞬時に解析し、今後の危険性を速報的にお知らせします。

  1. ウェザーリポーターは2006年から携帯サイト「ウェザーニュース」(URL:http: //wni.jp)において始まった天気のコミュニ ティーで、日々身の周りで起こる天気や四季の移り変わりを携帯電話でリポートし、全国のウェザーリポーターとその情報を共有し、空や季節を楽しむコミュティーです。現在登録者は4 万人を超え、一日5千通以上のリポートが届いています。ウェザーリポーターは携帯サイト「ウェザーニュース」の月額105円、315円会員の方ならば誰でも参加することができます。
  2. ゲリラ雷雨防衛隊は、“ゲリラ雷雨”を事前に捕捉することを目的にウェザーュース携帯サイト内で発足したコミュニティで、ウェザーニュース携帯サイトの月額315円会員の方ならば誰でも参加することができます。ゲリラ雷雨防衛隊入隊した方は“隊員”と呼ばれ、事前に登録をした地点を重点的に“感測”する役割を担います。“感測”はウェザーニュースから「監視体制始動メール」が届いたタイミングで実施し、届いたメールのリンク先のサイトで、“現在の天気”“雲のある方角”“雲の成長具合”“雷鳴の有無”、そして、“肌で感じた感覚”などを入力し、写真などと併せて送信します。昨年は1万人以上の方が参加し、全国の隊員の“目”で感測した“現地の実況情報”及び“感覚情報”を解析することで、観測機では捉えられない、急速に発達する“ゲリラ雷雨”発生を平均で70%以上の確率で事前補足し、その情報を利用者にお知らせすることに成功しました。

携帯サイト「ウェザーニュース」について

ドコモ、au、ソフトバンクの携帯電話各社でサービスを利用することができる気象情報サイトで、現在、全国で約160万人が登録。月額315円で、天気予報を市町村単位のピンポイントで1時間ごとにチェックできるほか、地震、台風、落雷などの「防災コンテンツ」、桜、花粉、紅葉などの「季節コンテンツ」、釣り、ゴルフなどの「レジャーコンテンツ」、雨降りアラーム、地震メールの「メールサービス」など、生活に密着した約85の様々なコンテンツを利用することができる。また、各コンテンツでは、“季節・天気を楽しむ”をテーマに、サイト利用者参加型の取り組みなども多数行っている。

株式会社ウェザーニューズ(東証1部 <4825>)について

世界主要国 / 地域に32の営業拠点を持つ、世界最大の民間気象情報会社。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自の予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供している。
一般個人に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供。