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 大阪都構想の案をつくる法定協議会は9日、大阪市を廃止して設ける五つの特別区の骨格を決めた。区議会の選挙区は一つとし、総定数は市議会と同じ86とする。区議の報酬は大阪市議より3割減らす方針。区の名称や区役所の位置も確定した。大阪都へ移行する時期を2017年4月とすることも正式に決定した。

 法定協は大阪府庁で開かれ、大阪維新の会のメンバーだけが出席した。

 特別区の名称は、方角や位置に基づき「北区」「東区」「南区」「中央区」とする一方、大阪湾に面する西側は原案の「西区」から「湾岸区」に修正した。新たな「北区役所」は現在の大阪市役所に置くほか、現在の城東、阿倍野、西成、港の各区役所に新しい特別区役所を設ける。