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枝元事務次官ら6人処分、25日発表 アキタフーズ前代表と会食―農水省

2021年02月24日23時36分

 農林水産省は24日、吉川貴盛元農水相への贈賄罪で在宅起訴された鶏卵生産会社「アキタフーズ」(広島県福山市)の秋田善祺前代表が同席する会食に参加していたとして、枝元真徹事務次官ら職員計6人を処分する方針を固めた。同省調査で前代表が飲食代を負担していたことが分かった。
 国家公務員倫理法は国家公務員に対し、利害関係者の負担による会食を禁止。農水省は25日に調査内容と処分について発表する。
 同省によると、吉川元農水相の大臣就任直後の2018年10月と退任直後の19年9月、吉川氏と前代表が出席する会食に、鶏卵行政を担う生産局の当時の職員らが参加。枝元氏は生産局長として18年の会食に列席した。
 職員は全員、飲食代を負担していなかった。枝元氏は吉川氏に誘われたとした上、「吉川大臣が支払ったと思っていた」と釈明していたが、実際には確認しておらず、今回の処分につながったとみられる。
 18年の会合には河井克行元法相が、19年には元法相と西川公也内閣官房参与(当時)も出席していた。

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