毎年夏に計100万人前後の客足を誇る鎌倉市内の海水浴場について、市はネーミングライツ(命名権)のスポンサーを募集している。全国的に知られるブランド力を生かして、財源確保やさらなるシティーセールスにも役立てたい考えだ。
鎌倉市が市有施設の命名権を導入するのは初めて。対象は由比ガ浜、材木座、腰越の3カ所。各地名に企業や商品などの名前を加えた愛称にして、海水浴シーズンを中心に市広報や案内板でPRする。海開き式などのイベントも主催できる。
契約は原則3年以上で、年間100万円以上が条件。法人や団体のほか、個人でも応募できる。
平塚市も2012年、湘南ひらつかビーチパークの命名権者を年間500万円以上の条件で2回にわたって募集。しかし手を挙げる企業などは現れなかった。
募集は26日まで。問い合わせは、市観光商工課電話0467(61)3884。
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