「地面師」か、5人逮捕=積水ハウス事件主導役も-警視庁
2019年06月19日16時47分
偽造した書類で東京都杉並区の土地の移転登記をしようとしたとして、警視庁捜査2課は19日までに、有印私文書偽造・同行使などの疑いで、神奈川県横須賀市大滝町、会社役員喜田泰寿(61)、東京都品川区南大井、無職内田マイク(65)両容疑者ら男5人を逮捕した。いずれも容疑を否認しているという。5人は地主などを装い、無断で土地を売買する「地面師」とみられる。
地主役ら3人、詐欺認める=積水ハウス「地面師」事件-東京地裁
内田容疑者は積水ハウスが被害に遭った別の地面師事件の主導役とされ、詐欺などの罪で起訴されている。杉並区の土地をめぐっては、大田区の不動産会社が代金として1億8000万円を支払ったが取得できておらず、同課は5人を詐欺容疑でも調べる。
逮捕容疑は2014年9月、杉並区の土地約400平方メートルについて、所有者の50代男性に成り済まし、東京法務局杉並出張所に偽造した委任状などを提出し、虚偽の所有権移転登記をしようとした疑い。