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中学では生徒会長に |
夢の160キロへ 寺原ストーリー(3) |
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赤江東中に進むと、寺原は軟式の野球部に入った。父薫さん(55)は「リトルに入れようかとも思った」が、硬式で無理させるのを避け、部活動を勧めた。そこで指導者、仲間に恵まれた。
入学当時の様子を、伊東泰彦元監督(34)は振り返る。「スピードはあったけど、コントロールはすごく悪かった。入部あいさつで『僕、球は速いけどコントロールが悪いです』と頭を下げたのを覚えています」。1年目は試合の出場機会はなし。先輩に混じり黙々と走り込みとダッシュを繰り返した。マウンドの2メートル後ろから投げる練習で制球を磨いた。
エースになった2年秋、いきなり県大会で優勝。地区予選の決勝で敗れた大塚中に県決勝では完封リベンジした。「試合前から『絶対にゼロで抑える』と言ってましたね」(伊東元監督)。負けず嫌いの性格もさることながら精神面は中学時代でグッと成長を見せた。
チームメートの存在が大きかった。当時の仲間に、今夏の県決勝で寺原から2本の三塁打を放った宮崎日大の5番、川田勇気(3年)らがいた。小学時代はまさに「お山の大将」。味方のエラーで負けるとむきになることが多かった。だが、中学になると周りのレベルも高く、文字通り切磋琢磨できる環境だった。「自分1人で野球をやっているんじゃないというのが分かったのでしょう」と伊東元監督。同時に「アイツには負けてなるものか」という競争心も倍化され一段と練習に打ち込んでいった。
ユニーク指導も受けた。おとなしい性格を克服させるため、生徒会長に推された。文化祭では野球部仲間でバンドも組んだ。「その後は粘り強くなって、ピンチにも動じなくなりました」(伊藤監督)。大舞台で力を発揮できる精神力を培ったのもこの頃だ。
2年冬には新聞配達を始めた。配達はすべてダッシュ。肉離れ寸前になるまで自らを追い込んだこともある。ひと冬越すと、「新怪物」の片りんが現われていた。バッティングセンターの球速測定で130キロをマーク。精神的、肉体的に大きく成長した寺原に、いよいよ全国デビューが近づいた。【村田義治】
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