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政治
【異論暴論】正論6月号 沖縄 異様な現状 反米活動先鋭化の「なぜ」を問う
2013.4.30 07:22
[安全保障]
■日米同盟を壊す“賊”を許すな
沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場で連日繰り広げられる新型輸送機MV22オスプレイ配備に対する抗議行動の異様な現状を、ジャーナリストの井上和彦氏がリポート。基地ゲート前に陣取り、海兵隊員らの運転する車が通りかかるたびに罵声を浴びせ、プラカードで運転席の前をふさぐ。時には車を蹴ったり、道路に寝そべって走行を妨害したり。「常軌を逸している」としか表現のしようがない反基地活動家たちの振る舞いは、暴力行為にまで及ぶ。
活動家の行動が原因とみられる交通事故も起きているのだが、驚くのは、沖縄県警が活動家たちをいっさい取り締まろうとしないことだ。現場での行為は黙認。米側が宜野湾署に出そうとした暴力行為の2件の被害届も1件は受理されず、活動家から殴られた日本人の被害届も受理されなかったという。
救いは、この状況を見かねて立ち上がった県民たちの存在だ。その活動や、彼らを待ち受けていた陰湿で危険な“罠(わな)”については、本稿をお読みいただきたい。その中の1人は記者にこう語った。「活動家は米兵を精神的に追い込んで何か事件を起こさせようとしているのではないかと思います。私たちの活動で、少しでも米兵たちの気持ちを和らげたいのです」
日米同盟と在沖米軍のプレゼンスは、尖閣諸島の奪取を狙う中国に対する最大の抑止力だが、反基地・反米活動と中国の侵略行動が同時にエスカレートしているのは、果たして偶然なのだろうか。(小島新一)
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