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“視聴率”BS、CS牽引 多様化する視聴者の嗜好反映 「その他」好調 (2/2ページ)
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特に、プロ野球がシーズンに入り、BS、CSのキラーコンテンツぶりを発揮しているようだ。日本テレビの舛方勝宏専務は「巨人戦の時間帯で『その他』が地上波を上回ることもある。『野球はBS』というブランドが定着しつつある」と分析。CSのチャンネルを抱えるスカパーJSATも「シーズンになると契約数が伸びる傾向」と話す。
来年7月の地上デジタル化完全移行を前に、BSやCS対応テレビが普及していることも、こうした動きを後押しする。総務省の3月調査では「BSを視聴できない」とする回答は27%と、昨年9月の前回調査の31.7%と比べ、着実に減っている。
学習院大学の遠藤薫教授は「BSやCSには専門性の高い番組が多く、嗜好(しこう)がはっきりした視聴者に受けている。チューナー内蔵のテレビが普及し、心理的なハードルも低くなった。番組宣伝のための番組などが増えた地上波の優位性は小さくなっており、『その他』視聴は今後も拡大していくだろう」と話している。(佐久間修志)