ニュージーランド南島でM6・3 複数死者と現地報道【シドニー共同】米地質調査所(USGS)によると、ニュージーランド南島のクライストチャーチ付近で22日午後0時51分(日本時間同午前8時51分)ごろ、マグニチュード(M)6・3の地震があった。国営ラジオ・ニュージーランド(電子版)は地元警察当局などの話として、複数の死者が出ていると伝えた。 イングリッシュ副首相は記者会見で死者の確認を避けた。現地からのテレビ映像では負傷者も多数出ているもようだが、詳細な人数は不明。 首都ウェリントンの在ニュージーランド日本大使館は「確認中だが、現時点で日本人の被害情報はない」としている。大使館によると、クライストチャーチとその周辺には約3千人の日本人が住んでいる。 地元メディアによると、2台のバスが崩壊した建物の下敷きになるなどして死傷者が出たという。他にも崩れた建物の下敷きになったり、閉じ込められたりした住民が多数いる可能性が高く、災害対策当局などが救助活動を急いでいる。 被災地の一部では電話や電気、水が使用できなくなっているほか、地元の空港も閉鎖された。現地からの映像では、多くの建物が崩れたり、地面がひび割れたりするなどの被害が出ており、住民の多くは屋外に避難した。 震源は南島東部クライストチャーチ付近で、震源の深さは約5キロ。 【共同通信】
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