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1 「寺原は即戦力」 ダイエー交渉権獲得
プロ野球ドラフト
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2001/11/20 朝刊
写真:ドラフト後の会見で質問に笑顔で答える寺原隼人選手 =19日午後、宮崎県日南市の日南学園

 プロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議が19日午後、東京都内のホテルで開かれた。今季、最も注目を集めた高校生の寺原隼人投手(宮崎・日南学園高)は、ドラフト1巡目で巨人、横浜、中日、ダイエーの4球団が指名。抽選で地元九州の福岡ダイエーの王貞治監督が「確定」のくじを引き当て、交渉権を獲得した。 【20、35面に関連記事】
 今季は自由獲得枠(社会人、大学生対象)とドラフト枠併用となった新制度による初のドラフト。
 自由獲得枠を使わなかった7球団が、同日のドラフト1巡目からの指名に入り、寺原投手に4球団が競合して抽選となった。中日の山田監督、横浜の大堀球団社長に続いて3番目にクジを引いたダイエーの王監督が交渉権を引き当てた。
 過去、ドラフトの抽選では3連敗だった王監督は今回、左手から右手に変えてクジを引いた。
 「交渉権確定」の文字を確認した王監督は、笑顔で“黄金の右手”で封筒をかざした。会見では興奮の表情で「責任を果たせてほっとした。最高の気持ち。寺原君はスピードと同時に、攻める姿勢がいい。即戦力と思っている」と語った。20日、中内正オーナーとともに学校を訪れ、指名あいさつをする。
 今ドラフトで指名された87選手のうち、九州の高校、大学、社会人から12選手が指名された。

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