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金  日  成
祖国統一の3大原則について(抜粋)

――北と南の高位級政治会談に参加した南朝鮮側代表との談話――
(1972年5月3日、11月3日)

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きょう、あなたと会えたことをうれしく思います。
  民族の分裂によって長い間別れていた同胞同士がこうして会ってみると非常に懐かしく、感慨無量です。
  あなたは民族の統一問題を協議するため万難を排してやって来たとのことですが、それはきわめて勇敢で大胆な行動です。南朝鮮当局が北と南の政治会談に参加することを決心し、あなたを代表として派遣したのは非常にりっぱなことであり、われわれはこれを熱烈に歓迎します。
  わたしは昨年の8月6日の演説で、南朝鮮の民主共和党を含むすべての政党、大衆団体および個々の人士といつでも接触する用意があることを言明しました。わたしのこの演説があってから数日後、南朝鮮側が南北赤十字団体間の会談を開こうという反応を示してその予備会談が始まり、これが発端となって北と南の高位級政治会談が成立しました。
  長い間隔絶していた北と南の接触と対話の扉が開かれ、高位級代表が直接会って虚心坦懐に意見を交わせるようになったのは、祖国統一問題の解決にとって大きな前進を意味します。
  いま全民族はひとしく祖国の統一を望んでいます。今日、朝鮮民族にとって祖国を統一すること以上に差し迫った問題はありません。祖国の統一を一日でも遅らせ分裂を持続させるならば、朝鮮民族は列強の玩弄物となり、二つの民族に永久に分裂しないともかぎりません。
  民族を特徴づけるもっとも重要なしるしは言語と文化生活の共通性であります。同じ血筋を分けた人々であっても、言葉と文字が異なり文化と風習が異なれば同一民族だとは言えません。ところが、わが国が長い間分断されていたため、すでに北と南とでは言葉はもちろん文化や生活様式も変わりつつあります。民族の分裂が長引けば長引くほど、言語と生活様式の違いはますます大きくなるでしょう。
  解放後、北半部には文字改革を主張する一部の人がいましたが、わたしはそれに反対しました。祖国が統一されていない状況のもとで文字改革をおこなえば、朝鮮民族は永久に二つに分かれてしまうおそれがあります。それで、わたしはその時、言語学者たちに文字改革をするなら祖国が統一されてからすべきであって、それまでは絶対にすべきでないと言っておきました。祖国が分断されている状態でどちらかの一方が文字改革をおこなうならば、北と南がそれぞれ異なる文字を使うようになり、そうなれば結局、朝鮮民族は完全に二つの民族に分裂しかねません。
  われわれは、朝鮮民族が永久に二つの民族に分かれるのを容認することはできません。われわれは一日も早く祖国を統一し、統一した祖国を次代に譲り渡すべきです。民族の分裂に終止符を打ち祖国を統一すれば、わが国は5,000万の人口と輝かしい民族文化、威力ある民族経済を持った、なんぴとも侵すことのできない強大国になれます。
  祖国の統一を実現するためには、統一問題解決の基礎となる根本原則を正しく立てなければなりません。これがもっとも重要な問題です。双方の合意を見た根本原則があってこそ、北と南が祖国の統一をめざして共同で努力し、その過程で提起される諸問題を成功裏に解決していくことができます。
  わたしは、わが国の統一問題は必ず外部勢力の干渉を受けることなく自主的に、民族の大団結をはかる原則にもとづき、平和的方法で解決すべきだと認めます。

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