こちらスーパー白柳力

こちらスーパーうさぎ帝国 第13回公演 『ホレロ』、無事に終演いたしました。


ご来場いただいたみなさん、

応援していただいたみなさん、


ありがとうございました!



いかがでしたでしょうか?

楽しんでいただけたでしょうか?


やっているこちらは、ものすごく楽しませていただきました!

これが自己満足になっていないことを祈ります(笑)。




久しぶりの本公演、久しぶりの完全新作。

どうにか最高傑作を作らなければという気概で、執筆・稽古をやっていきました。

そして、出来上がったのがこの『ホレロ』。


作品に順位をつけるのはナンセンスかもしれませんが、

今回の「ホレロ」、現時点では最高におもしろい公演だった思います。


……毎回、「今回が最高」と言っている気がしますが(汗)。


とにかく、常に最高傑作を目指すという目標を持って、芝居作りをしていきます。

それが劇団本公演だろうが、外部公演だろうが、新作だろうが、再演だろうが、関係無し。

やっぱね、成長していかないとね、続けてる意味無いしね。



あとは、やっぱ、新作はバンバン書き下ろしていかないとなぁと思いました。

なので、劇団本公演では必ず新作をやっていこうと考えています。

というかそう決めました。

9月にある次の本公演も新作です。

書くんだ、白柳力!!


作品の内容について触れようと思ったのですが、

自分の作品を必死に解説したり、種明かしをしたり、積極的にやるのもあれかなと。


ただ、よく聞かれる質問があるのでその解説だけはさせていただきます。


*****



【卓球のシーンについて】


「なぜ小早川誠は負けなければいけなかったのか?」

「勝敗をつけなくても良かったんじゃないか?」

という声がありました。


以下、作家による解釈です。



エンドロールで明かされますが、

純平が綾乃に話しているのは「本とチョコ、セットで3000円」という商品の、

本に書かれたフィクションのチョコ開発秘話です。
もしかしたら、その開発秘話での結末では、誠が勝利を収めているしれません。


でもこのお芝居は、チョコ開発秘話という作り話を通して、

純平と綾乃が答えを決めていくという「会話劇」なのです。
そして、2人の会話の答え・決着が「服部が勝つ」だったのです。



卓球の戦いは、

・服部忍=現状を守る
・小早川誠=現状から脱却する。

という象徴で、その葛藤の模様をラリーでやりとりをしています。

舞台を中心の白いラインで2つに分けて、客席から見て左を「服部派」、右を「誠派」に分けています。

<服部派>
・服部=大仁田との愛を守る。

・大仁田=服部との愛を守る。

・橋本=石黒との愛を守る。

・三田村=児玉との愛を守る。

・下山=愛より仕事を守る。

<誠派>
・誠=大仁田の愛を奪う。

・堀内=城之内の前妻から愛を奪う。

・城之内=前妻への愛を頭から脱却する。

・石黒=橋本との愛から脱却する。

・児玉=三田村との愛から脱却する。

・上川=リスク背負って仕事より愛を選ぶ。


まず、純平は僅差で「家庭」を選ぶ(服部派)、綾乃は僅差で「浮気心」を選ぶ(誠派)。

そして、なかなか決着のつかないラリーの末、最終的には2人とも「家庭」を選ぶ。

つまり、2人の会話の上では、服部が勝ったのです。それが2人で出した答えです。


なので、この芝居の結末では、服部勝利となっているのです。



*****



うーん、なんだかそれっぽいこと書いてしまったぞ(汗)。



この他にも気になった点や、質問があればコメントください。

また、ここが面白かったとか、このネタが一番笑ったとか、そういうのでも構いません。

感想をいただけるとうれしいです!



つーか、わー、すっげー長い記事になってしまったww


えっと、シメます!!


キャストのみなさん、

スタッフのみなさん、

そして何より応援していただいたお客さま。


本当にありがとうございました!

これからも、こちうさにご贔屓お願いいたします!



全人類よ。こちうさに。ホレロ。

By.俺



♪BGM

「胸いっぱい」/GOING UNDER GROUND

「DANCING BABE」/MONOBRIGHT

「Fever Believer Feedback」/ハヌマーン

「白昼夢」/caroline rocks

「スワン」/フジファブリック