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ビバ!BANBA:ばんえい十勝
スーパーペガサス その伝説を追って <3> 2007/07/20
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王者にふさわしい力強い走りで多くのファンを魅了したスーパーペガサス

 大波乱の主役となったスーパーペガサスだが、当時のファンはその強さを測りかねていた。

  続く「帯広記念」は10頭立てで8番人気という低評価だったものの、「一発屋」の前評判を覆して3着入賞と好走。さらに次走の「チャンピオンカップ」で1着になると、もはやこの馬の実力を疑う者はなくなった。

  2002年2月、いよいよ最高峰「ばんえい記念」に初挑戦。前回王者のサカノタイソンに次ぐ2番人気とファンの期待を集めた。レースは持ち前の登坂力で第2障害を先頭で下りるが、ゴール前でサカノタイソンに追いつかれ、抜きつ抜かれつの大接戦の末、わずか2秒差で敗れた。

  最強馬の栄冠こそ手にすることができなかったスーパーペガサスだが、7歳になったこの年、重賞レースで4勝をあげ、一気にその能力を開花させた。

  03年3月、満を持して「第35回ばんえい記念」に挑んだ。オッズは単勝130円の1番人気。レース展開も、ゴールした時点で、2着馬がまだ第2障害を下りたばかり、その差50メートル以上という独走ぶりだった。

  「こんなに差がつくとは…」。悲願達成に導いた岩本利春騎手は、その強さに舌を巻き、全身から風格さえ漂わせはじめていた愛馬をしのんだ。

  連覇のかかった翌年2月の「第36回ばんえい記念」は5頭立ての少頭数となった。朝から降り続ける雪で馬場水分が6%を超える中、逃げるミサキスーパーをゴール前で差しきり、実力と格の違いを見せつけた。

  競馬場を埋めた大勢のファンは、重量や天候に左右されない王者の走りに酔いしれていた。
(須貝拓也)

メーンレース紹介気合十分 ミサイルテンリュウ

▽第15回北斗賞(BG3)
3歳以上のオープン馬10頭が出走する重賞レース。アンローズを除いて、6月末の旭川記念と同じ顔が出そろった。

 やはり最有力は、圧倒的な強さで旭川記念を制したミサイルテンリュウか。レース後は約1カ月間の休養を取り、気合も十分だ。

 その背後に迫るのはフクイズミ。旭川記念は2着だったが、最後の直線で力強い末脚を見せただけに、今回は雪辱を果たしたいところ。

 この2頭に続くのは、スーパークリントン、カネサブラック、そしてナリタボブサップ。スーパークリントンは、前走でナリタボブサップをかわして1着となった。カネサブラックは前走で涼風特別を制したが、今回は負担重量が気になるところ。レース当日の馬場水分に注視しよう。

 このほか、3月のばんえい記念後初の出走となるアンローズにも注目。昨季は後半の成績が芳しくなかったが、苦手とする帯広競馬場での復調に期待したい。

うまナビ
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「名前」(中)

 今回は、馬名を付ける際の決まり事などについて紹介します。

  2007年5月現在、地方競馬全国協会に登録されているばん馬は1389頭=写真は本年度の馬名簿=。名前は2−9文字のカタカナ表記ですが、禁止されている名前もあります。公序良俗に反する馬名はもちろん、著名人の名前、会社や商品といった営利目的の名前、馬の品種や毛色の名前、男女の分別で誤解を招く名前などです。

  一方、平地競走馬と同じ名前を付けることが許されています(有名馬を除く)。同じレースを走ることがなく、互いの血統も異なるためで、中央競馬の名前を持つばん馬も珍しくありません。
デビュー前に限り、1度だけ改名することも可能。引退などで登録を抹消された馬名も、5年後には使用できます。

うまナビ
ビアガーデン

ばんえい十勝ビアガーデン

 競馬場内の「ばんえい十勝ビアガーデン」=写真=の炭火で焼くジンギスカンが好評だ。

  肉2人前に生ビール2杯が付いて2千円。豚ミノ(500円)やウィンナーセット(450円)の追加メニューもある。肉を提供する食肉卸・五日市肉屋の木村啓彰部長は「ジンギスカンは十勝が発祥。柔らかいニュージーランド産のラムを果物を使った特製ダレにこの場で漬け込んでいます」と話す。焼き台が牛乳を入れる搾乳缶なのも観光客の目を引いている。営業時間17時−20時。

騎手memo 渋谷益久騎手

 「今季は30勝を目標にしています。第2障害からの逃げ切りか、最後の直線で差すのかという駆け引きを見てほしい」

◇前原厩舎(きゅうしゃ)所属。35歳。O型。士幌町出身。独身。

渋谷益久騎手
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