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選択的夫婦別姓、賛成3割 兄弟姉妹の姓「同じに」6割超―内閣府調査

2022年03月25日17時14分

 内閣府は25日、「家族の法制に関する世論調査」の結果を発表した。結婚する際に同姓か別姓かを選ぶ選択的夫婦別姓制度について「導入した方がよい」と賛成する意見は28.9%。現在の夫婦同姓制度を「維持した方がよい」との意見も27.0%あった。最も多かったのは同姓制度を維持した上で「旧姓の通称使用についての法制度を設けた方がよい」の42.2%だった。

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 調査は2021年12月~22年1月、全国の18歳以上の男女5000人を対象に郵送方式で実施。有効回収率は57.7%だった。17年の前回調査では別姓制度の容認意見が42.5%に達していたが、調査方法や質問の聞き方に変更があったため、「単純比較はできない」(担当者)という。
 性別で見ると、別姓制度に賛成する人の割合は男性が25.3%に対し、女性が32.1%で上回った。年齢別では、40代まではいずれの年代も約4割が別姓導入に賛意を示しているのに対し、60代は25.7%、70歳以上では15.1%にとどまった。
 別姓制度が導入された場合、兄弟姉妹の名字が異なってもかまわないか尋ねたところ、「同じにするべきだ」(63.5%)が「異なってもかまわない」(13.8%)を大きく上回った。

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