山尾氏「JRパス」不適切使用 党から厳重注意受ける

鬼原民幸
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 国民民主党玉木雄一郎代表は28日の記者会見で、同党の山尾志桜里衆院議員が、JR線を無料で利用できる「特殊乗車券」(JRパス)を不適切に使っていた可能性があるとして、厳重注意処分としたことを明らかにした。

 28日発売の「週刊文春」が山尾氏が東京都内でマッサージ店に行ったり、買い物をしたりする際、JRパスを私的に使用していたなどと報じた。玉木氏は「山尾氏は日頃から(国会議員は)公私を使い分けるべきだと指摘してきた立場で、言行不一致と言わざるを得ない」と陳謝した。

 一方、山尾氏はこの日、記者団に「対応については、後で自分の言葉でお伝えする」と説明。その後、自身のツイッターに「東京で暮らし東京で働く環境で、議員パスを通じた公私の曖昧(あいまい)をなくすためには、東京都内の移動にパスを利用しないこととするのが、今私にできる最善の対応と考えています。改めてお詫(わ)びするとともに、仕事を通じた信頼回復に努めていきます」と投稿した。

 JRパスは歳費法に基づき国会議員に配布される。「その職務の遂行に資するため」として、新幹線を含むJR線を無料で使える。衆院事務局によると、衆院議員への今年度の予算額は約3億3600万円に上る。

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