News Release

小室哲哉プロデュースで最新の“小室サウンド”を楽しめる

ヤマハ ミュージック・プロダクション・シンセサイザー
EOS『B900EX』

〜12月新発売〜

ヤマハ ミュージック・プロダクション・シンセサイザーEOS『B900EX』
価格=189,000円(消費税別)

1996年11月


 当社は、シンセサイザーの新製品として、ヤマハ ミュージック・プロダクション・シンセサイザー EOS(イオス)『B900EX』を、12月8日(日)から全国で発売いたします。

<製品の概要>

 ヤマハミュージックシンセサイザーEOSシリーズは、初心者でも簡単な操作で演奏や音楽制作が楽しめるという一貫したコンセプトに基づき、音源・シーケンサー(注1)・スピーカ一体型のシンセサイザーとして開発しているものです。

 1988年に発売した第1号機EOS『B200』は、次々とミリオンセラーを生み出す音楽プロデューサーの小室哲哉氏が演奏していたこともあり、成人男性がユーザーの大半を占めていたシンセサイザー市場に、小室哲哉ファンをはじめとする高校生や女性といった従来にはない新しいユーザー層を開拓してそれまでのシンセサイザーのイメージを一新しました。また、1990年発売のEOS『B500』からは、小室氏との共同開発による“小室哲哉プロデュース”シンセサイザーとして、最新の音色、演奏パターンを採り入れることで時代の先端の音楽シーンをリードし、シンセサイザーをより幅広い層へ浸透させました。

 今回発売するEOS『B900EX』は、昨年発売の『B900』の音色を一新し、今年11月21日に発売予定の小室氏プロデュースの大ヒット曲を集めたベストアルバム「TK Million Works」(注2)に使用される音色を中心に、“小室オリジナル”の音色・演奏パターンを搭載し、初心者でも手軽に最新の“小室サウンド”を再現できるようになっています。デモ曲も、そうした音色・演奏パターンを駆使し、同アルバムの収録曲8曲のメドレーと、同アルバムに曲データとして収録されている未発表曲「She's a freak」を収録、手にしたその日から小室サウンドを自宅で再現できます。

 また、パソコン(Windows機)と接続できるケーブルを同梱。小室氏プロデュースのウェブサイト「TK GATEWAY」やレコード会社エイベックス・ディー・ディー株式会社の運営する「avex network」、および当社のホームページ「YAMAHA HOME PAGE」(以上注3)などにアップロードされている曲データをダウンロードし、自宅のパソコンで手軽に音楽を楽しめるDTM(デスクトップミュージック)の外部音源として『B900EX』を利用することもできます。

 さらに、ボディカラーも小室氏が入念に選定した深いメタリックブルーを採用し、最新の小室サウンドにふさわしい仕上がりとなっています。なお、価格は『B900』と同じ設定としています。

 さらに、小室氏プロデュースのウェブサイト「TK GATEWAY」内の「PLANET TK」にEOSページを開設し、EOS関連情報及び小室氏からのメッセージなどを発信していきます。

 また小室氏を審査委員長に迎え、EOSを使用した楽曲を競うアマチュアのシンセサイザー・コンテストとして昨年度に開催し、約2000作品の応募を集めた「EOS SOUND CONTEST」を、来年1月から「EOS SOUND CONTEST '97」として展開します。

 主な特長は以下のとおりです。


<主な特長>

  1. 小室哲哉プロデュースによる最新の音色や演奏パターンを内蔵し、“小室サウンド”を手軽に再現
    小室氏プロデュースにより、同氏のベストアルバム「TK Million Works」などに使用されている音色や演奏パターンを内蔵、合計918の音色と、合計1,600の演奏パターンを搭載。“小室サウンド”を自宅で手軽に再現できるのみならず、本格的な音楽制作や演奏が楽しめる高性能のシンセサイザーです。

  2. パソコンと直接接続できるケーブルを同梱
    曲調を表す楽しいアイコンを並べてコードを指定するだけで、誰でも簡単にオリジナルの曲が作れるアレンジソフトです。MIDIキーボードを使えば、自分の演奏をそのまま記録し、ミキサー画面でバッキングとバランスを取りながらの再生も可能です。

  3. ハードウェア音源不要の新ソフトシンセサイザー採用
    パソコンと『B900EX』を接続できるケーブルを同梱、小室氏のホームページ「TK GATEWAY」やエイベックス・ディー・ディー株式会社の運営する「avex network」、および当社のインターネット・ホームページにアップロードされている小室氏の曲データを含む多くの音楽データを『B900EX』で演奏することができます。
    *パソコンと接続するためには、ジョイスティック端子を搭載し、「Windows95」に対応したパソコン(DOS/V機)が必要です。

  4. 小室哲哉のプロデュースによるシャープなデザインと新しいカラーリングを採用
    小室氏のプロデュースによるデザイン、カラーリングを採用。EOSシリーズの近未来的で斬新なイメージを踏襲しながらも、硬質で豪華なイメージのメタリックブルーのボディカラーとしました。

<価格と発売日>

品 名
品 番
価 格(消費税別)
発売日
ヤマハミュージック・プロダクション・
シンセサイザーEOS
B900EX
189,000円
12月8日

 初年度販売予定数=1万台



<注>

1)シーケンサー
シーケンサーはシンセサイザーの周辺機器の一つで、シンセサイザーを自動演奏させる装置です。これに多重録音の要領で各トラックごとに演奏データを入力することで、鍵盤楽器を弾けない人でも自動演奏を楽しむことができたり、一人で複数のパートを使ったアンサンブル演奏を楽しむことができます。
 
2)「TK Million Works」
今年11月21日に発売される小室氏のプロデュース作品のベストアルバム。このCDは「CD EXTRA」としてリリース。当社のソフトシンセサイザー内蔵のMIDIプレーヤソフト「TK's Karaoke Engine」、小室氏の未発表曲「She's a freak」の曲データが収録されています。

・収録曲
曲 名 アーチスト 曲 名 アーチスト
CANDY GIRL hitomi Don't wanna cry 安室奈美恵
Overnight Sensation trf WOW WAR TONIGHIT H Jungle with t
Boy Meets Girl trf DEPARTURES globe
Chase the Chance 安室奈美恵 IS THIS LOVE globe
 *他に、未発表曲「She's a freak」の曲データ、「TK's Karaoke Engine」を収録


3)TK GATEWAY、avex network、YAMAHA HOME PAGE
「TK GATEWAY」は、小室哲哉氏のホームページ(http://www.komuro.net)、「avex network」はglobe、TRF、Hitomiなど小室ファミリーを擁するエイベックスグループの運営するネットワーク事業(http://www.avexnet.co.jp)。「YAMAHA HOME PAGE」はヤマハ株式会社のホームページ(http://www.yamaha.co.jp)。



<EOS『B900EX』の主な仕様>

 
EOS『B900EX』
鍵 盤
61鍵(イニシャル/アフタータッチ付き)







音源方式
AWM2音源
最大同時発音数
32音
パート数
24パート(16シーケンスパート+8パターンパート/DVA)
エフェクター
3ブロック(リバーブ×11、コーラス×11、
バリエーション×42)
音色数
プリセット:768ノーマルボイス+21ドラムボイス
ユーザー :128ノーマルボイス+1ドラムボイス






メモリー容量
約86,000音
分解能
4分音符/96
最大同時発音数
32音
レコーディング方式
リアルタイム、ステップ、パンチイン
テンポ
25〜300
ソング部 シーケンサー
トラック数
16トラック
ソング数 10ソング
コンダクタトラック数 3トラック
パターン部 パターン数 プリセット100スタイル×8セクション=800パターン
ユーザー=100スタイル×8セクション800パターン
フレーズ部 プリセットフレーズ 3,093フレーズ
ユーザーフレーズ 100フレーズ
外部メディア 3.5インチフロッピーディスク(2DD/2HD)
スピーカ 20W×2 2ウェイ
コントローラー ピッチベントホィール、モジュレーションホィール、
ボリュームスライダー、データエントリーダイアル
ディスプレイ 240×64ドットグラフィックLCD
(バックライト付き)
接続端子 ヘッドフォン、ラインアウト(L/MONO,R)、
ラインイン(L/MONO,R)、フットボリューム、
サスティンスイッチ、MIDI IN/OUT/THRU
寸法 1,066(W)×408(D)×150(H)mm
重量 18.5kg
○付属品ファクトリーセット&デモディスク、取扱説明書、電源コード、
MIDIアダプターケーブル、MIDIケーブル、ダミープラグ、保証書


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