大規模買収事件で略式命令の元議員2人 正式裁判を請求

河井克行元法務大臣の実刑判決が確定した3年前の参議院選挙をめぐる大規模買収事件で、公職選挙法違反の罪で略式命令を受けた県議会と広島市議会の元議員2人が命令を不服として、正式な裁判を請求しました。
今後、公開の法廷で審理が行われることになります。

3年前の参議院選挙をめぐる大規模買収事件で宮本新八元県議会議員と木戸経康元広島市議会議員の2人は、河井克行元法務大臣から、現金30万円から50万円を受け取ったとして、3月、公職選挙法違反の罪で罰金15万円から25万円、追徴金30万円から50万円、公民権停止5年の略式命令を受けました。
2人は命令を不服として可部簡易裁判所に正式な裁判を請求しました。

これで、あわせて12人の元議員については公開の法廷で審理が進められることになり、有罪が確定するまで公民権は停止されません。
一方、略式命令を受けた元議員など22人については13日までに有罪判決が確定し、5年間、公民権が停止されます。